不正アクセスのログ解析方法を解説!専門機関も紹介

不正アクセスログの解析は、サイバーセキュリティ対策において極めて重要なプロセスです。不正なアクセスを特定し、被害を防ぐだけでなく、再発防止策の策定にも役立ちます。

ログは一般的には2~3週間で、上書き削除されてしまう特性を持ちます。確実に解析したい場合は、自力で解析するよりも専門機関に依頼することをおすすめします。

もし不正アクセス被害にあった場合は、すぐに専門のフォレンジック調査会社に相談しましょう。

▶おすすめの調査会社はこちら▶【フォレンジック調査会社一覧|選び方・依頼の流れを解説】

本記事では、不正アクセスログ解析の手順を具体的に解説します。

本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。

不正アクセスログ解析の基本

ログ解析は、サーバーやネットワーク機器に記録された活動履歴を分析することで、不正なアクセスや異常な動作を特定する手法です。不正アクセスの兆候を見逃さないためには、ログの種類や記録内容を正しく理解することが重要です。

ログの種類と記録内容

ログには以下の種類があり、それぞれ異なる情報が記録されています:

Webサーバーのアクセスログ

Webサーバーのアクセスログには、以下の情報が記録されます:

  1. IPアドレス:アクセス元のIPアドレス
  2. タイムスタンプ:アクセス日時
  3. リクエスト:アクセスされたリソースや使用されたHTTPメソッド
  4. ステータスコード:サーバーが返したレスポンスコード

ファイアウォールのログ

ファイアウォールのログには、不審な通信やポートスキャンの記録が含まれています。

侵入検知システム(IDS)のログ

IDSは、リアルタイムで不正アクセスを検出し、その結果をログとして記録します。

解析時に注目すべきポイント

不正アクセスログを解析する際には、以下のポイントに注目してください。

  • 短時間での大量リクエストが行われていないか
  • アクセス元IPが通常の範囲外の地域ではないか
  • 業務時間外の頻繁なアクセスが記録されていないか
  • 異常なHTTPステータスコード(例:404や500)が多発していないか
  • ログイン試行が異常に多く記録されていないか

具体例と対処法

例えば、以下のようなケースが確認された場合、それぞれの対処法を試してください:

大量の404エラーが記録されている

攻撃者が存在しないページを探している可能性があります。ファイアウォールやセキュリティプラグインを使用して、不審なIPをブロックしましょう。

異常なログイン試行が多発

総当たり攻撃が行われている可能性があります。速やかにアカウントのパスワードを変更し、二要素認証を有効化します。

ログ解析ツールの活用

ログ解析を効率的に行うためには、専用ツールを使用することが推奨されます。以下に、代表的なツールを紹介します。

Logstash

Logstashは、オープンソースのログ収集・処理ツールです。ログデータをリアルタイムで処理し、分析のために構造化データとして保存できます。

主な特徴

  • 多種多様な入力フォーマットをサポート
  • リアルタイムのデータ処理が可能
  • ElasticsearchやKibanaとの連携が容易

Fluentd

Fluentdは、分散型ログ収集ツールです。システム全体からログを一元的に収集し、様々なデータストアに出力することができます。

Splunk

Splunkは、商用のログ解析ツールで、大規模なデータセットの分析に適しています。機械学習による異常検知機能も備えています。

フォレンジック調査との連携

不正アクセスが発覚した場合、ログ解析だけでなく、フォレンジック調査を実施することで、より詳細な情報を得ることが可能です。

フォレンジック調査の重要性

フォレンジック調査は、不正アクセスの侵入経路、被害範囲、漏洩したデータを特定するために不可欠な手法です。特に法的手続きが関わる場合、適切な証拠の保全が求められます。

専門家に依頼する際のポイント

  1. 信頼できるフォレンジック調査会社を選定する。
  2. 解析結果をもとに、適切なセキュリティ強化策を講じる。
  3. 法的措置が必要な場合、調査結果を警察や弁護士と共有する。

編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)

こちらの業者は、対応件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。

まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

デジタルデータフォレンジック

費用★見積り無料 まずはご相談ください
調査対象PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など
サービスハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など
特長✓累積ご相談件数39,000件以上

デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。

規模が大きな調査会社でありながら、ハッキング調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。

相談・見積りを無料で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。

↓調査項目・プラン・料金などは公式サイトへ↓

まとめ

不正アクセスログの解析は、サイバーセキュリティ対策において重要な役割を果たします。正確なログ解析と適切な対処を行うことで、被害を最小限に抑え、再発防止につなげることが可能です。特に重大な事案が疑われる場合は、フォレンジック調査の専門家に相談することを強く推奨します。

最新情報をチェックしよう!