フィッシングサイトのURLを開いてしまった!すぐに取るべき対処法と今後の防止策

近年、フィッシング詐欺がますます巧妙化し、正規サイトに酷似した偽サイトへ誘導されるケースが増えています。もし誤ってフィッシングサイトのURLを開いてしまった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?

もしフィッシングの疑いがある場合は、すぐに専門のフォレンジック調査会社に相談しましょう。

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本記事では、フィッシングサイトを開いてしまった際の具体的な対処法を詳しく解説します。

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フィッシングサイトを開いてしまった場合の対処法

まず、フィッシングサイトを開いてしまった場合に最優先で行うべき対応を解説します。適切な処置を行うことで、個人情報の流出やマルウェア感染を防ぐことが可能です。

すぐにブラウザを閉じる

まず最初にすべきことは、すぐにブラウザを閉じることです。フィッシングサイトを開いたままにしていると、マルウェアが自動的にダウンロードされたり、不正なスクリプトが実行される可能性があります。

  1. 開いているタブを閉じる。
  2. タブが閉じられない場合、ブラウザごと終了させる(Windowsの場合は「Alt + F4」、Macの場合は「Command + Q」)。
  3. 万が一、ブラウザがフリーズして閉じられない場合は、タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)またはアクティビティモニター(Mac)から強制終了する。

インターネット接続を切断する

フィッシングサイトには、マルウェアを自動的にダウンロードするものもあります。念のため、インターネット接続を一時的に切断し、端末が外部と通信しないようにしましょう。

  1. Wi-Fiを切断する(Windowsの場合「ネットワーク設定」→「Wi-Fiをオフ」)。
  2. 有線接続の場合、LANケーブルを抜く。
  3. モバイル端末の場合、機内モードをオンにする。

この操作により、万が一マルウェアがダウンロードされていても、遠隔操作やデータ送信を防ぐことができます。

閲覧履歴とCookieを削除する

フィッシングサイトでは、Cookieやセッション情報を悪用して不正アクセスを試みる場合があります。そのため、閲覧履歴やCookieを削除しておきましょう。

Google Chromeで削除する方法

  1. ブラウザ右上の「︙(メニュー)」をクリックする。
  2. 「履歴」→「履歴をすべて表示」を選択する。
  3. 「閲覧履歴データの削除」をクリックし、「Cookieとサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」を選択する。
  4. 「データを削除」をクリックする。

Safariで削除する方法(Mac)

  1. 「Safari」メニューから「履歴を消去」を選択する。
  2. 「すべての履歴を消去」を選択し、確定する。

これにより、フィッシングサイトが残した痕跡を削除し、追跡やセッションの不正利用を防ぐことができます。

セキュリティソフトでスキャンする

万が一、マルウェアがダウンロードされていた場合に備え、ウイルススキャンを実行しましょう。

Windows Defenderでスキャンする方法

  1. 「スタートメニュー」から「Windows セキュリティ」を開く。
  2. 「ウイルスと脅威の防止」をクリックする。
  3. 「クイックスキャン」を実行し、脅威が検出されるか確認する。
  4. 必要に応じて「フルスキャン」を実行し、システム全体をスキャンする。

アカウント情報を変更する

フィッシングサイトにログイン情報を入力してしまった場合、すぐにパスワードを変更する必要があります。

  1. 該当するサービス(銀行、メール、SNSなど)の公式サイトにアクセスする。
  2. ログインし、「パスワード変更」メニューを開く。
  3. 強力なパスワード(大文字、小文字、数字、記号を組み合わせたもの)に変更する。
  4. 可能であれば、二段階認証を有効にする。

クレジットカード情報を入力してしまった場合の対応

クレジットカード情報を入力してしまった場合、直ちにカード会社に連絡し、利用停止を依頼することが重要です。

  1. クレジットカード会社のサポートセンターに電話し、不正利用の可能性を報告する。
  2. 必要に応じてカードの利用停止や再発行を依頼する。
  3. オンライン明細を確認し、不正利用がないか監視する。

専門のフォレンジック調査会社に相談する

もし、フィッシングサイトに個人情報を入力してしまった場合や、ウイルスに感染させられたなどの疑いがある場合はすぐにフォレンジック調査会社に相談しましょう。

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