スマートフォンやパソコンの位置情報が実際と異なる場合、「アカウントが乗っ取られたのでは?」と不安になる方も多いでしょう。
実際には、位置情報がずれる原因は複数あり、すべてが乗っ取りを意味するわけではありません。しかし、不審なログイン履歴がある場合や、知らない端末からのアクセスが確認された場合は、迅速な対処が必要です。
もし乗っ取りの疑いがある場合は、すぐに専門のフォレンジック調査会社に相談しましょう。
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この記事では、位置情報のズレの原因と、乗っ取りの兆候を確認する方法、そして安全な対処法を詳しく解説します。
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現在地が違う?位置情報のズレの主な原因
端末が現在地を誤って認識することには、技術的な理由が考えられます。
IPアドレスによる誤差
インターネットに接続する際、デバイスはISP(インターネットサービスプロバイダ)のサーバーを経由します。
このため、IPアドレスベースの位置情報は、サーバーの所在地を反映することがあり、実際の現在地とズレることがあります。
GPSの精度が低い
GPSの信号が弱い場所では、位置情報の精度が低下することがあります。
例えば、以下のような状況ではGPSが正常に機能しないことがあります:
- 地下や高層ビル内にいる
- Wi-Fiやモバイルデータが不安定
- GPS設定がオフになっている
キャッシュデータの影響
位置情報を頻繁に利用するアプリ(Googleマップ、SNSなど)は、過去の位置情報をキャッシュとして保存することがあります。
このため、過去の位置情報が表示され、実際の現在地と異なる可能性があります。
アプリやサービスの不具合
位置情報を使用するアプリが正しく動作していない場合、誤った現在地が表示されることがあります。
VPNの影響
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用している場合、接続先のサーバーの所在地が現在地として認識されることがあります。
例:日本にいるのにアメリカのIPアドレスを使うVPNを接続していると、現在地がアメリカと表示される。
※VPNの運用を誤ると逆に脆弱性にもなりかねないので注意が必要です。
本当に乗っ取られた可能性
現在地が違うだけでなく、以下のような兆候がある場合は、アカウントの乗っ取りが疑われます。
- 見覚えのない場所からログインされている
- アカウントの設定が勝手に変更されている
- 知らない端末がログインしている
現在地が違う場合の対処法
位置情報の誤認が一時的なものであれば問題ありませんが、アカウント乗っ取りの可能性がある場合は、すぐに対策を講じる必要があります。
ブラウザやアプリのキャッシュを削除
位置情報の誤認がキャッシュの影響によるものであれば、以下の方法で解決できます。
Google Chromeの場合
- Chromeを開く
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データを消去」を選択
- 「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除
GPSの設定を確認
端末のGPSが正しく機能しているか確認しましょう。
iPhoneの場合
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」を開く
- 位置情報が「オン」になっているか確認
- 「正確な位置情報を使用」が有効かチェック
アカウントのログイン履歴を確認
GoogleやAppleのアカウントで不審なログインがないかチェックします。
Googleアカウントの場合
- Googleのセキュリティ診断にアクセス
- 最近のログイン履歴を確認
- 不審なログインがある場合は「保護措置を取る」をクリック
パスワードを変更する
乗っ取りが疑われる場合は、すぐにパスワードを変更しましょう。
二段階認証を設定する
不正アクセスを防ぐために、二段階認証を有効にすることをおすすめします。
専門業者に調査を依頼
マルウェアやスパイウェアが原因で位置情報が改ざんされる可能性もあるため、調査専門会社に相談するようにしましょう。
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まとめ
現在地が違うと表示される原因はさまざまですが、アカウント乗っ取りの兆候を見逃さないことが重要です。
万が一、乗っ取りの可能性がある場合は、迅速にパスワード変更や二段階認証を設定し、アカウントを保護しましょう。