【解決法】SSDをフォーマットしてしまった場合のデータ復元方法

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SSDを誤ってフォーマットしてしまうと、大切なデータが消失し、復元が難しくなることがあります。しかし、適切な手順を踏めばデータを復元できる可能性もあります。この記事では、SSDをフォーマットしてしまった場合の原因と対処法を詳しく解説します。

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SSDのフォーマットによるデータ消失の主な原因

SSDのデータが消失する原因はさまざまですが、以下の5つが特に多く見られるケースです。

誤操作によるフォーマット

誤ってSSDをフォーマットしてしまうと、すべてのデータが削除されてしまいます。特に、フォーマットを求める警告を誤って承認した場合、データの消失につながります。

OSの不具合によるデータ破損

WindowsやMacの不具合によって、SSDが突然フォーマットを要求されることがあります。この場合、データはそのまま残っている可能性がありますが、適切な復元作業が必要になります。

TRIMコマンドの実行

SSDは、不要になったデータ領域を自動的に消去するTRIM機能を備えています。TRIMが有効になっている場合、フォーマット後のデータ復元が困難になることがあります。

ウェアレベリングの影響

SSDでは、データを均等に書き込む「ウェアレベリング」という技術が採用されています。そのため、データが特定の領域に集中せず、削除後の復元が難しくなる場合があります。

再フォーマットの実行

フォーマット後にSSDを何度も使用すると、新しいデータが上書きされ、復元の難易度が上がります。特に、再フォーマットを実行した場合、元のデータの復元はほぼ不可能になります。フォーマット中のエラーでファイルが破損する可能性もあります。ファイル破損が発生した場合、一般的な方法では復元が難しいことが多いため、専門業者に相談するのが最も効果的です。

物理障害

SSDの主な物理的障害の原因は経年劣化です。SSDの内部パーツが長期間の使用や繰り返し書き込みで劣化することが原因です。劣化が進むと、フォーマット後や通常使用中でもデータ消失のリスクが高まります。ストレージ機器に物理障害が発生している状態で、むやみに通電や再起動、フリーソフトの使用、分解などを行うと、状況が悪化し、復旧の難易度が大きく上がることがあります。特にHDDやSSDは精密機器であり、ちょっとした刺激や誤操作でも内部パーツが傷ついたり、データが上書きされたりして、最終的に復旧不可能になるリスクもあります。誤った対処で大切なデータを失ってしまう前に、まずは専門業者への相談をおすすめします。

自力で修復する場合のリスク

▶ ほこりや異物が悪影響を与えてしまう

内部パーツに修復できない傷が付いてしまう

▶ 知識不足で誤った復旧作業を行ってしまう

ストレージデバイスの自力での修復は非常に難しく、誤った方法で作業を進めると、データが完全に失われるリスクがあります。安全にデータを復旧させたい場合、データ復旧業者に依頼することが確実です。編集部が厳選したおすすめ業者は下記のボタンからご参照ください。

SSDのデータを復元する方法

データ復元ソフトの使用

SSDをフォーマットした後、まだデータが完全に消去されていない場合、データ復元ソフトを使用して復元を試みることができます。ソフトウェアでデータ修復が可能な場合もありますが、操作ミスが原因でデータを失うリスクもあります。重要なデータが含まれている場合、専門業者に依頼する方が安全です。

データ復元ソフトを使用する手順

  1. SSDの使用を停止し、新たなデータを書き込まない。
  2. PCにSSDを接続し、「ディスクの管理」で認識されているか確認する。
  3. データ復元ソフトをダウンロードし、インストールする。
  4. ソフトを起動し、復元対象のSSDを選択する。
  5. スキャンを実行し、復元可能なファイルを検索する。
  6. 復元したいデータを選択し、別のストレージ(外付けHDDやUSB)に保存する。
  7. 復元が完了したら、SSDの動作を確認し、必要に応じてバックアップを取る。

TRIM機能を無効にする方法

SSDの「TRIM」機能が有効になっていると、削除されたデータ領域が自動的に消去され、データ復元が難しくなります。誤ってSSDをフォーマットした場合、できるだけ早くTRIM機能を無効にすることで、データの上書きを防ぎ、復元の可能性を高めることができます。

WindowsでTRIM機能を無効にする手順

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、「cmd」と入力する。
  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択する。
  3. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
    fsutil behavior set DisableDeleteNotify 1
  4. 「成功しました」と表示されれば、TRIM機能が無効になっています。
  5. データ復元作業が完了したら、以下のコマンドで再び有効にできます。
    fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0

MacでTRIM機能を無効にする手順

  1. 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「ターミナル」を開く。
  2. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
    sudo trimforce disable
  3. 管理者パスワードを入力し、実行を許可する。
  4. 警告メッセージが表示されるので、「y」を入力してEnterキーを押す。
  5. Macが自動的に再起動し、TRIM機能が無効になる。
  6. データ復元作業が完了したら、以下のコマンドで再び有効にできます。
    sudo trimforce enable

TRIMを無効にしても、すでに削除されたデータが復元できるわけではありません。しかし、TRIMを停止することで、フォーマット後にデータが完全に消去されるのを防ぐことができます。データ復元を試みる前に、できるだけ早くTRIMを無効にすることを推奨します。

チェックディスク(CHKDSK)コマンドの実行

SSDのファイルシステムにエラーがある場合、CHKDSKコマンドを実行することで修復できる可能性があります。

CHKDSKコマンドを実行する手順

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、「cmd」と入力する。
  2. 「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択する。
  3. 以下のコマンドを入力し、Enterキーを押す。
    CHKDSK X: /f
    ※XはSSDのドライブ文字に置き換えてください。
  4. 修復プロセスが開始されるので、完了するまで待つ。
  5. PCを再起動し、SSDが正常に認識されるか確認する。

ドライブ文字の変更

SSDが「ディスクの管理」には表示されるが、エクスプローラーに表示されない場合、ドライブ文字を変更すると解決できる可能性があります。

ドライブ文字を変更する手順

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を開く。
  2. SSDのパーティションを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択する。
  3. 「変更」ボタンをクリックし、新しいドライブ文字を割り当てる(例:E→F)。
  4. 「OK」をクリックして設定を保存する。
  5. エクスプローラーを開き、SSDが表示されるか確認する。

ドライバーの更新

SSDのドライバーが古い、または破損している場合、最新のドライバーに更新することで認識の問題が解決することがあります。

ドライバーを更新する手順

  1. 「スタート」ボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開く。
  2. 「ディスクドライブ」カテゴリを展開し、該当するSSDを右クリックする。
  3. 「ドライバーの更新」を選択し、「自動的に最新のドライバーを検索」をクリックする。
  4. 更新が完了したら、PCを再起動し、SSDが認識されるか確認する。

別のデバイスでの確認

SSDが現在のPCで認識されない場合、他のPCで接続を試すことで、問題がSSD自体にあるのか、接続環境にあるのかを特定できます。

別のデバイスでSSDを確認する手順

  1. SSDをPCから取り外す。
  2. 別のPCまたは外付けSSDケース(SATA-USBアダプタ)を使用し、SSDを接続する。
  3. 新しいPCで「ディスクの管理」を開き、SSDが認識されているか確認する。
  4. 認識された場合、必要に応じてデータをバックアップする。
  5. 認識されない場合、SSDに物理的な問題がある可能性があるため、専門業者への相談を検討する。

専門業者に相談・依頼する

ここまでの対処法を試しても改善できなかった場合、機器に重大なエラーや物理的な故障が生じている可能性が高いです。この場合、続けて使用すると損傷がひどくなり、復旧できなくなる可能性があります。さらに、自力で分解したり復旧作業を行うのも状態が悪化するケースが多いです。少しでもデータを失いたくない方は速やかに専門業者に相談することをおすすめします。


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まとめ

SSDをフォーマットしてしまった場合、データ復旧のために以下の方法を試してみましょう。

  • チェックディスク(CHKDSK)コマンドを実行し、ファイルシステムのエラーを修正する。
  • ドライブ文字を変更し、エクスプローラーで認識されるようにする。
  • デバイスマネージャーからドライバーを更新し、SSDの認識を改善する。
  • 別のPCに接続し、SSDが正常に機能するか確認する。

上記の方法で解決しない場合、SSDが物理的に損傷している可能性があるため、無理に操作せず専門業者に相談することをおすすめします。

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