スマホの中のLINEトークが、あなたを守る証拠になるかもしれません。不正アクセスや証拠隠滅のリスクが高まる中、LINEメッセージの削除や端末の操作履歴の消失は、真相解明を妨げる深刻な問題です。
この記事では、スマホ内のLINE履歴を専門技術で復元・保全し、裁判や社内調査で有効な証拠として活用するための手順を、フォレンジックの視点からわかりやすく解説します。データ復元や証拠収集に不安がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
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デジタルフォレンジックを活用したスマホ内のLINE証拠化とは
スマートフォン上のLINEデータを専門的に解析・復元し、法的に有効な証拠として扱える形に整える調査手法です。
削除されたトーク履歴、送受信されたファイルや画像、通話履歴などが対象で、主にいじめ・ハラスメント・不倫・情報漏洩といったインシデントの証拠として活用されます。
デジタルフォレンジックを活用することで証拠にできるスマホ内のLINEデータのケース
LINEデータのフォレンジックが必要になる場面には、次のようなケースがあります。
- ケース①:削除されたLINEメッセージが重要な証拠になる
- ケース②:業務用スマホでの情報流出や不正使用
- ケース③:不倫・離婚などのプライベートトラブル
ケース①:削除されたLINEメッセージが重要な証拠になる
加害者や当事者が証拠隠滅のためにトーク履歴を削除しているケースでは、復元調査が不可欠です。特に日時・相手・やりとり内容を伴うLINEの証拠は、法的にも重視されます。
ケース②:業務用スマホでの情報流出や不正使用
社員が私的なLINEアカウントを通じて顧客情報を外部に漏えいするなど、業務上の問題としてフォレンジック調査が求められることがあります。
ケース③:不倫・離婚などのプライベートトラブル
LINEのトーク履歴や送信画像などが浮気・不貞行為の証拠となるケースもあります。確実な証拠として記録・提出するために、専門的な証拠保全が必要です。
これらを放置すると、証拠の改ざんや消失につながり、真実解明が困難になります。そのため、お早めにデジタルフォレンジックの専門会社へ相談することをおすすめします。
デジタルフォレンジックを活用したスマホ内のLINE証拠化する方法
ここでは、スマートフォン内のLINEデータを安全かつ正確に保全・解析し、証拠として活用するための実践的な方法を紹介します。
- デバイスの証拠保全を行う
- LINEデータの抽出と復元を実施する
- 証拠性の維持とレポート作成を行う
- 専門会社に相談・依頼する
①デバイスの証拠保全を行う
スマートフォンを調査に出す前に、証拠を損なわないよう適切な保全処置を行う必要があります。
証拠保全の手順
- スマートフォンの電源を速やかに切り、以後の操作を一切控える。
- 証拠改ざんを防ぐために、ライトブロッカー(書き込み防止アダプタ)を使用する。
- 調査専門業者に依頼する前に、SIMカードやSDカードを取り外さずにそのまま保管する。
②LINEデータの抽出と復元を実施する
専用ツールを用いて、削除されたトーク履歴や添付ファイルなどを復元します。
データ抽出・復元の手順
- 対象端末の機種(iPhone/Android)に応じて適切な手法(暗号化バックアップ、root化など)を選定。
- Cellebrite UFEDやMagnet AXIOMなどのフォレンジックツールで、論理・物理イメージを取得する。
- 削除済みデータや隠れたキャッシュも含め、全体のデータを抽出・復元する。
③証拠性の維持とレポート作成を行う
抽出したLINEデータを加工せず保全し、訴訟などで通用する証拠資料に仕上げます。
証拠提出のための準備手順
- 復元データをChain of Custody(証拠管理記録)に従って保全。
- 証拠の改ざんや加工がないことを証明するため、証拠保全レポートを添付。
- トーク履歴・画像・通話ログなどを、日時や相手情報付きでまとめたフォレンジック報告書を作成。
④専門会社に相談・依頼する
LINEデータの復元や証拠化には、高度な技術と法的知識が求められます。トラブルの内容や調査の目的に応じた、信頼できる専門会社への相談が重要です。
相談・依頼の流れ
- まずはフォレンジック専門会社の無料相談を利用し、状況を説明。
- 調査対象や目的に合わせた最適な調査プランの提案を受ける。
- 正式依頼後は、証拠保全からレポート提出まで一貫して対応してもらう。
信頼できるデジタルフォレンジックの調査専門会社を選ぶ重要ポイント4選
信頼できるデジタルフォレンジックの調査専門会社を選ぶポイントは以下の4つです。
- 調査実績が豊富
- セキュリティ認証を取得している
- 調査完了までのスピードが速い
- 無料相談や見積りに対応している
これらの特徴を持つ調査会社に依頼することで、効果的な調査と適切な対策が期待できます。
調査実績が豊富
調査実績が豊富な調査会社は、さまざまな種類のサイバーやリーガルインシデントに対応した経験とノウハウを持っています。そのため、状況や問題に応じた適切な方法やツールを駆使し、被害の状況や原因をより正確に特定することで、適切な対策を講じることができます。
セキュリティ認証を取得している
セキュリティ認証を取得している企業は、情報セキュリティに対する取り組みが評価されており、信頼性が高いです。
具体例として、ISO/IEC 27001などの国際的な認証が挙げられます。これらの認証は、企業が情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)を適切に運用し、機密情報の保護に努めていることを示します。
こうした認証を取得している企業は、データ漏えいリスクを最小限に抑えるための対策を講じており、顧客のデータを安全に扱うことができます。このため、セキュリティ認証を取得している企業を利用することがおすすめです。
調査完了までのスピードが速い
問題が発生した際、調査完了までのスピードが速いほど、被害を最小限に抑えることができます。調査スピードが速い理由としては、専門知識や経験を持ったスタッフが多数在籍していることや、最新の技術やシステムを導入して効率的な業務を行っていることが挙げられます。
無料相談や見積りに対応している
問題が発生した際、無料相談や見積りに対応している企業であれば、相談のうえ、見積りを取得することで、サービスの費用を事前に把握し、予算に合ったプランを選ぶことができます。
無料相談や見積りに対応している企業は、顧客ニーズに応じたサービスを提供できる体制が整えられており、信頼性が高いと言えます。ぜひ、お問い合わせや見積りの依頼を通じて、最適なサービスを見つけてください。
>>【2024.11最新】フォレンジック調査会社一覧|選び方・依頼の流れを解説
編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)
サイバー攻撃や社内不正といった、幅広いインシデントに対してデジタル鑑識を行っている専門会社をご紹介します。
こちらの業者は、相談件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。もちろん法人だけでなく、個人のハッキングやサポート詐欺調査などの相談も受け付けています。
まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

費用 | ★見積り無料 まずはご相談ください |
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調査対象 | PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など |
サービス | ハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など |
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デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。
規模が大きな調査会社でありながら、個人端末のハッキング調査、不正アクセス調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。
ハッキング調査以外にも幅広い調査に対応しているだけでなく、ケースごとに専門チームが調査対応を行っているとのことで、高品質な調査が期待できます。さらに、警察への捜査協力も行っているなど、信頼がおける専門業者です
相談・見積りを無料で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。
デジタルフォレンジックの調査専門会社を利用するときの注意点
デジタルフォレンジックの調査専門会社を利用するときの注意点は次のとおりです。
- 不用意に操作しない
- 興信所や探偵は基本的に専門外
- サポート詐欺に要注意
- 市販の調査ソフトを使用しない
不用意に操作しない
サイバーやリーガルインシデント被害を受けた場合、不用意にシステムや機器を操作すると、証拠が消失したり、状況が悪化したりする可能性があります。そのため、フォレンジック調査会社に依頼する前に、不用意な操作は避けましょう。
興信所や探偵は基本的に専門外
フォレンジック調査は、専門的な知識や技術が必要となる調査です。そのため、主に浮気調査や家出人捜索などの調査を行っている興信所や探偵に依頼しても、十分な調査が期待できない可能性があります。
市販の調査ソフトを使用しない
市販のフォレンジック調査ソフトは多数存在しますが、そのどれもが万能なものではなく、フォレンジック調査サービスと比較して調査の正確性が劣ります。セキュリティ対策やログの監視ツールとして利用する分には問題ないですが、インシデント発生時の調査で利用する時は目的に合わせて利用すべきか判断が必要になります。
調査結果を報告資料の作成や裁判などでの証拠として活用したい場合は、フォレンジック調査ツールで抽出した結果を使用できないため、証拠保全が可能な調査会社に相談して調査するようにしましょう。
まとめ
削除されたLINEのトーク履歴や画像データは、適切に保全・復元されれば、いじめ・不倫・情報漏洩など多様な問題に対して強力な証拠となります。ただし、自己流で操作するとデータの破損や証拠能力の喪失につながるため注意が必要です。
フォレンジック調査の専門会社に相談することで、データの復元から証拠性の確保、法的な報告書作成までを一括して対応してもらえます。スマホ内のLINE履歴に不安がある場合は、まずは無料相談から始めてみることはおすすめします。
今この瞬間から、「調査できる体制」を整えることが、あなたの組織と情報を守る最初の一歩です。
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