パソコンには、ユーザーが行った操作や起動・終了の記録、Web閲覧履歴など多くの“見えない足跡”が残っています。これらの履歴は、業務管理や家庭内トラブル、さらには不正の有無を調べる手がかりにもなります。本記事では、Windows10を中心に履歴の種類と見方、保存や解析のポイントまで詳しく解説します。
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Windows10のパソコン履歴の種類と見られる情報
Windows10のパソコンには、以下のような履歴が自動的に記録されています。これらを確認することで、使用状況や異常操作の有無を把握することができます。
操作履歴
どのアプリケーションをいつ起動したか、どのファイルを開いたかなどの情報が、OSやアプリごとに保存されます。
起動・シャットダウン履歴
パソコンの電源オン/オフの記録は、イベントログやシステム情報から確認可能です。通常では稼働していない時間帯に不自然な起動やシャットダウンが行われていないか確認できます。
Webブラウザ・ファイル・アプリの利用履歴
EdgeやChromeなどのブラウザ履歴、最近使ったファイル、起動されたアプリの履歴は、それぞれのアプリやWindowsのタイムライン機能で参照できます。
Windows10の履歴の見方
Windows10では、標準機能だけでも多くの履歴を確認できます。ここでは代表的な4つの方法を紹介します。
イベントビューアーの活用手順
Windowsに標準搭載されている「イベントビューアー」を使えば、起動・シャットダウンやアプリケーションの実行履歴を詳細に確認できます。
イベントビューアーで履歴を見る手順
- 「スタート」→検索で「イベントビューアー」と入力し、起動
- 「Windowsログ」→「システム」を選択
- イベントID「6005」(起動)、「6006」(シャットダウン)などでフィルタ
- 各イベントの日時・内容を確認
「タイムライン」機能やクイックアクセスの使い方
Windows10では、「タイムライン」機能を使えば、過去に使用したファイルやアプリの履歴を時系列で表示できます。また、「クイックアクセス」から最近使ったファイル一覧を見ることも可能です。
タイムライン・クイックアクセスの活用手順
- 「Windows」キー+「Tab」でタイムライン表示
- 使用日・アプリごとに並んだ過去の作業履歴を確認
- 「エクスプローラー」を開き、「クイックアクセス」から最近使ったファイルをチェック
各種ブラウザ(Edge/Chrome等)の履歴確認
Webブラウザの閲覧履歴は、ユーザーごとに記録され、アカウント設定により、サインイン時に同期や削除も管理できます。個別のブラウザごとに履歴を開き、操作内容を確認しましょう。
ブラウザ別履歴の確認手順
- Edge:Ctrl+Hキーで履歴表示 → サイドバーにアクセス一覧
- Chrome:右上メニュー →「履歴」→ 過去の閲覧URL一覧
- Firefox:メニュー →「履歴」→「すべての履歴を表示」
クイックアクセスや「最近使ったファイル」から確認する方法
Windowsエクスプローラーでは、「クイックアクセス」から最近開いたファイルや使用フォルダを一覧で表示可能です。日常の操作履歴を手軽に確認できます。
クイックアクセス履歴の確認方法
- 「エクスプローラー」を起動
- 左メニューの「クイックアクセス」を選択
- 「最近使ったファイル」に操作履歴が表示
- 履歴を消したい場合、「フォルダーオプション」でクリア可能
以上の方法で履歴を確認した結果、不審な履歴が確認された場合は内部不正やサイバー攻撃の可能性も考えられます。証拠がパソコンに残っている可能性があるので、一度専門家によるデータの証拠保全と解析調査を実施しましょう。
Windows10で履歴データの保存を行う方法
Windows10で発見された不審な履歴を証拠として保管したい場合、イベントログを外部ファイルとして保存することで、改ざん防止と検証に役立ちます。操作方法は以下の通りです。
イベントログのエクスポート手順
- イベントビューアーで「システム」ログを開く
- 右クリック→「すべてのイベントを名前を付けて保存」
- 形式を.evtxに指定し、保存先を指定
- 他のPCでも読み取り可能な形式で保存される
ただし、事件性があるケースや社内不正が疑われる場合には、保存したログをそのまま「証拠」として活用できるとは限りません。これは証拠としての真正性を確保するには、ログの取得時点から改ざん防止措置や保全手続きが必要となり、専門知識とツールが求められるためです。
そのため、不審な履歴や不正の可能性がある場合は、フォレンジック(デジタル証拠解析)に精通した専門業者に相談することを強く推奨します。
第三者による調査によって、裁判や社内処分に対応可能なレベルの証拠保全と解析が実現できるため、早期の相談が安全な対応につながります。
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まとめ
パソコンに残る履歴は、操作・閲覧・稼働のすべてにわたり、ユーザーの行動を裏付ける重要な記録です。Windowsの標準機能でも基本的な履歴確認は可能であり、目的に応じてツールを活用すれば、さらに詳細な監視・解析も行えます。
不正の有無を調べたい場合や証拠を保全したい場合は、早めにログの取得と保存を行い、必要に応じて専門業者の支援を受けることが確実な対処につながります。