スマホが第三者に乗っ取られた疑いがある場合、どこに相談すれば迷う場合があります。
本記事では、スマホの乗っ取りとは何か、具体的にどこへ相談すべきか、詳しく解説します。
スマホを乗っ取られたら、個人情報の漏洩や金銭的被害、SNSでのなりすましなど、被害が拡大するリスクが極めて高いため、適切な相談先を知っておくことが重要です。不安な場合は専門業者に相談してください。
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スマホ乗っ取りとは?
スマホ乗っ取りとは、利用者の知らない間にスマホが第三者によって不正に操作され、データの盗難やアカウントの不正利用が行われるサイバー攻撃の一種です。
主な手口は以下の通りです。
- 不正アプリのインストール:信頼できそうに見えるが、実はスパイウェアを含む偽アプリ
- フィッシングメールやSMS:本物そっくりな偽サイトへ誘導し、ログイン情報などを盗む
- SIMスワップ詐欺:携帯会社に成りすましてSIMカードを不正に再発行し、通信・認証を乗っ取る
- リモートアクセス:遠隔操作アプリなどを悪用し、スマホ内部を操作
スマホの乗っ取りの詳細は以下の記事で解説します。
【状況別】スマホ乗っ取られた時のおすすめ相談窓口
被害状況によって相談すべき窓口は異なります。下記の相談窓口を参考にしてください。
警察相談専用ダイヤル「#9110」
#9110は、緊急性が低いが不安があるという場合に最も適した相談先です。全国共通の番号で、平日の8:30〜17:15に対応しています。
- スマホから「#9110」をダイヤルする。
- 地域に対応した警察本部の相談窓口に転送される。
- オペレーターに乗っ取り被害の概要を説明し、指示を仰ぐ。
都道府県警察 サイバー犯罪相談窓口
乗っ取りの内容が「詐欺」や「なりすまし」など犯罪の疑いがある場合は、各都道府県のサイバー犯罪相談窓口に直接相談することが推奨されます。
証拠がある場合(スクリーンショットや通話記録など)は持参・提出が望ましいです。
IPA(情報処理推進機構)安心相談窓口
ウイルス感染や不正アクセスの疑いがある場合には、IPAの安心相談窓口に相談できます。
個人・法人問わず、専門の職員がアドバイスをしてくれる無料サービスです。
消費者ホットライン「188」
詐欺的なアプリ課金、サブスクリプション請求など、消費者トラブルが発生した場合は、消費生活センターにつながる「188」へ電話をかけることが有効です。
地域のセンターに自動で転送され、無料相談が受けられます。
キャリア会社への通報(docomo/au/SoftBankなど)
スマホ本体の挙動や通信に異常が見られる場合、SIMカードや通信制限の操作が関係している可能性があります。以下のような緊急対応が可能です。
- キャリア公式アプリまたはWebサイトにアクセス。
- カスタマーセンターへ連絡し、状況を報告。
- 必要に応じてSIMの利用停止・再発行を依頼。
- 請求内容の確認と不正利用の有無を調査依頼。
フォレンジック調査会社
「乗っ取りの被害範囲が不明」、「法人端末が対象である」、など自己対応に限界がある場合は、どのような情報が漏えいしたかを正確に把握するため、フォレンジック調査によるデータ収集と分析が不可欠です。
フォレンジック調査でできることは以下になります。
- 不審なリモートアクセスのログやマルウェア実行履歴の復元
- 削除・隠蔽されたファイルの復元
- 通信履歴・IPアドレスの追跡による攻撃元の特定
- 漏えいした可能性のあるデータやその範囲の明確化
フォレンジック調査では、パソコンやネットワークの使用履歴、アクセスログ、不審なファイルの痕跡などを専用ツールで解析し、情報漏えいの有無や被害の全容を明らかにします。調査結果は、企業内の対応指針や法的手続きにおいても非常に重要な役割を果たします。
適切な対応で、被害を最小限に抑えるためには専門のフォレンジック調査会社に相談しましょう。
編集部おすすめ調査会社:デジタルデータフォレンジック(おすすめ度)
情報漏洩やサイバー攻撃といった、幅広いインシデントに対してフォレンジック調査を行っている専門会社をご紹介します。
こちらの業者は、相談件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。もちろん法人だけでなく、個人のハッキングやサポート詐欺調査などの相談も受け付けています。
まずは無料で相談・見積りまで行ってくれるようなので、不安な方は一度相談してみるとよいでしょう。

費用 | ★見積り無料 まずはご相談ください |
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調査対象 | PC、スマートフォン、サーバ、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、タブレット など |
サービス | 情報漏洩調査、ハッキング・不正アクセス調査、マルウェア・ランサムウェア感染調査、サイバー攻撃被害調査、退職者調査、労働問題調査、社内不正調査、情報持出し調査、横領着服調査、パスワード解除、データ改ざん調査、データ復元、デジタル遺品、離婚問題・浮気調査 など |
特長 | ✓累積ご相談件数39,451件以上 ✓国際基準をクリアした厳重なセキュリティ体制(ISO認証、プライバシーマーク取得済) ✓警視庁からの捜査協力依頼・感謝状受領の実績多数 |
デジタルデータフォレンジックは、国内トップクラスの調査力を有しており、累計3万9千件以上の豊富な実績があります。
規模が大きな調査会社でありながら、個人端末のハッキング調査、不正アクセス調査などの実績もあるようですし、24時間365日の相談体制、ニーズに合わせたプランのカスタマイズなど、サービスの利用しやすさも嬉しいポイントです。
ハッキング調査以外にも幅広い調査に対応しているだけでなく、ケースごとに専門チームが調査対応を行っているとのことで、高品質な調査が期待できます。さらに、警察への捜査協力も行っているなど、信頼がおける専門業者です
相談・見積りを“無料“で行っているので、まずは電話かメールで問合せをしてみることをおすすめします。
よくあるスマホ乗っ取りの事例
スマホ乗っ取りには、よくあるパターンがあります。以下は実際に被害が多い代表例です。
SIMスワップによる不正送金
加害者が携帯キャリアの窓口やオンライン手続きを装い、被害者になりすましてSIMカードの再発行を行う手口です。
銀行やオンラインサービスの二段階認証に使用されるSMS認証コードが攻撃者の手元に届くようになり、本人しかアクセスできないはずの預金口座や各種アカウントが乗っ取られてしまいます。被害者は突然スマホが圏外になり、気づいた時には高額な不正送金が行われる可能性があります。
不正アプリによる情報窃取
見た目は正規のアプリと変わらないように巧妙に作られた不正アプリをスマホにインストールさせ、内部から個人情報を抜き取る攻撃です。
特にクレジットカード情報やインターネットバンキングのID・パスワードが狙われ、利用者が気づかないうちに外部に送信される可能性があります。公式ストアを装った偽サイトからのインストールや、広告経由での誘導によって感染する事例が増えているので注意が必要です。
なりすまし(SNS・SMS)
LINEやInstagram、FacebookなどのSNSアカウント、あるいはSMSの送信元番号が乗っ取られ、知人や友人に詐欺メッセージが送られる被害も多発しています。
たとえば「送金をお願い」といった金銭要求や、悪質なリンクをクリックさせる誘導が行われ、二次被害が拡大していきます。また、偽情報の拡散による信用失墜も深刻です。
まとめ
スマホが乗っ取られたと感じたら、慌てずに上記のような信頼できる窓口に相談することが最も重要です。
特に企業での被害や金銭的損失が疑われる場合は、端末の再起動や初期化などを自己判断で行うと、証拠が失われるおそれがあるため注意が必要です。スマホの乗っ取りが疑われる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。