今ではごく一般的に利用されるようになった「パスワード」機能。
日常的に使用するパスワードは忘れることはないとしても久しぶりに使うデバイスでは、パスワードを忘れてしまうことも多々あるでしょう。
パソコンにおいて、このような事態が起こってしまった時の対処法をWindowsとMacとの二種類に分けて解説していきます。
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パスワードの種類と仕組み
はじめに、パスワードの種類や特徴などを簡単に紹介します。
PIN(Personal Identification Number)コード・暗証番号・パスコード
ATMなどで用いられる4桁のパスワードです。4個の数字から成り立つので種類が10,000通りしかなく、認証の強度はあまり強くありません。
ワンタイムパスワード
1回しか有効ではない使い捨てのパスワードのことです。アクセスするたびに異なるパスワードにすることで、パスワードの漏洩やパソコン自体の盗難・紛失などに対応できます。特にモバイル端末などでよく使用されます。
2段階認証
IDやパスワードの認証に追加して、スマホやPC上でのログイン可否の選択や、セキュリティコードの入力を追加することによって、ユーザー以外が不正に情報にアクセスすることを防止する仕組みです。
指紋認証/顔認証
近年スマートフォンなどに搭載されることが多くなってきた、登録した所有者の指紋や顔で本人かどうかを判別する仕組みです。比較的スピーディーに解除することが可能であり、安全性が高いことが特徴です。
PCとスマホのパスワードを解除する際の注意点
対処方法を紹介する前に、パソコンでパスワードを解除する際の注意点を2つ紹介します。
初期化すると、データが消えてしまう
パスワードを強制的に解除する方法として、端末を初期化するという方法があります。
初期化することでパスワードやロック画面は解除出来ますが、本体が工場出荷時の状態に戻ってしまい、今まで保存してきたデータや写真など全てのデータが消去されてしまいます。
バックアップを取っておくことが大切
パソコンなどに保存されているデータは定期的にバックアップを取るようにしておきましょう。
パソコンなどでは、クラウドサービスという仮想空間上にデータを預けることが可能で、万が一データを失ったときや初期化が必要な時でも、預けたデータであればインターネットを経由して復旧することが出来ます。
むやみに解除を試みてはいけない
入力回数が定められている機器に対してむやみにパスワードを入力してしまうと、盗難対策としてデータが強制的に削除される場合があります。
この記事ではパスワードの解除方法をいくつか紹介しますが、それでも症状が改善されない場合は、パスワード解除を専門とする業者に対応を依頼することがおすすめです
個人でのパスワード解除はリスクを伴うため、専門業者に依頼することで費用こそはかかりますが、自己解決を試みるよりも安全かつ高い確率でパスワードの解除が可能です。
スマホ(iPhone/Android)のパスワードを解除する方法
ここではスマホのパスワード解除方法を解除・解析する方法をiPhoneとAndoroidでそれぞれ解説します。ただし、下記の方法を実行するとデータが初期化される恐れがあるため、データが必要な場合はむやみに操作を行うのは控えてください。
【iPhone】iTunesでパスワードをリセットする
パスワードをリセットする場合、以下の手順をiTunesを使用して行うことができます。
なお以下の手順は、iPhoneを対象としています。
- パソコンに最新バージョンのiTunesをインストールします。
- iPhoneをパソコンに接続し、iTunesを起動します。
- 接続されたiPhoneがiTunesに表示されたら、デバイスアイコンをクリックしてデバイスの概要ページに移動します。
- 「復元」ボタンをクリックします。これにより、デバイスのファームウェアが最新バージョンに更新されます。
- 復元プロセスが開始されると、画面に復元の確認メッセージが表示されます。注意: デバイスのデータはバックアップされ、復元後にデバイスに復元することができます。
- デバイスの復元が完了すると、デバイスが初期化され、パスワードがリセットされます。この時点で、新しいパスワードを設定する必要があります。
上記の手順を参考にして、iTunesを使用してiPhoneのパスワードをリセットしてください。
ただし、パスワードをリセットする場合には、デバイス内のデータが消去されるため、事前にバックアップを取得しておくことをおすすめします。
【Andoroid】Googleアカウントで本人認証をおこなう
Androidのパスワードを解除するために、Googleアカウントを使用して本人認証を行う手順は以下の通りです。
- パスワードを入力するときに間違えた場合、右下に表示される「パターンを忘れた場合」というオプションをタップしてください。
- Googleアカウントのログイン画面が表示されます。ここで、デバイスに紐づけられているGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してください。
- 正しいメールアドレスとパスワードが入力されると、本人認証が成功し、パスワードをリセットするためのオプションが表示されます。これには新しいパスワードの設定やパターンの再設定が含まれます。
- 新しいパスワードを設定し、確認のためにもう一度入力します。パスワードの要件に従って、強力なパスワードを選択してください。
- パスワードが正しく設定されると、デバイスがロック解除され、新しいパスワードが有効になります。
上記手順は一般的なものですが、デバイスのメーカーやモデルによって異なる場合があります。また、この手順を使用するには、デバイスがインターネットに接続されている必要があります。
Windows PCのパスワードを解除・解析する方法
まずはWindows10でのパスワード解除の方法を説明します。
Microsoftアカウントを利用したパスワード解除
パスワードを忘れてしまった場合、現在設定されているパスワードを解除して新しいパスワードを再設定する必要があります。
まずは、Microsoftアカウントを利用した解除方法を紹介します。
①パスワードを解除するために「パスワードを忘れた場合」のメニューをクリックします。
②ここで「パスワードを忘れた場合」のメニューをクリックします。
③本人確認画面が表示された後、Microsoftアカウントに設定しているメールアドレスにセキュリティコードを送信します。表示されたメールアドレスが正しいことを確認して「コードの取得」をクリックします。
④Microsoftアカウントのメールアドレスにセキュリティコードが届くので
そのコードをテキストボックスに入力、「次へ」ボタンをクリックします。
⑤セキュリティコードを正しく入力できていればパスワードをリセットすることが可能になります。新しいパスワードを2回打ち込み、「次へ」ボタンを押します。
以上で、パスワードの再設定が完了します。
ローカルアカウントを利用した解除方法
続いてはローカルアカウントを利用した解除方法を紹介します。
ローカルアカウントを利用したパスワードの解除を行なう場合、あらかじめパスワードを解除するための「3つの質問」を設定しておく必要があります。
その設定方法を紹介します。
①Windowsのホームボタンをクリックし設定を開きます。
②設定のウィンドウから「アカウント」をクリックするとアカウント設定に関する項目が一覧で表示されます。
③その中からサインインオプションを選択します。
④サインインオプションを選択し「セキュリティの質問を更新する」のボタンを選択します。
⑤パスワードを入力する画面が出てくるのでそこにパスワード入力した後、三つの質問それぞれの回答を設定します。
以上で、「3つの質問」の設定は完了です。
あらかじめこの作業が完了していれば、パスワードを忘れてしまった時でも新たにパスワードを再設定することが可能になります。
Mac PCのパスワードを解除する方法
続いてはMacのパスワードの解除方法をご説明します。
Apple IDを使用して解除する
これはパスワードを解除したいMacのアカウントに対してApple IDでパスワードを解除する設定が有効になっている場合に使用できる方法です。
①Macのサインイン画面でパスワードの入力を数回連続で間違えると新たに「Apple IDを使ってリセットできます」というメニューが表示されます。
②そのメニューをクリックします。
③「Apple ID」と「パスワード」を入力してパスワードをリセットします。
④そのままOKボタンをクリックし、新たなパスワードを設定・入力し、リセットボタンをクリックします。
以上でApple IDによるパスワードの解除が完了します。
復旧キーを使用してパスワードを解除する
Apple IDやパスワードを忘れてしまった場合、復旧キーを使用してパスワードを解除する方法もあります。
復旧キーを使用する方法ではFileVaultが有効で、FileVaultの復旧キーが設定されている場合は、そのキーを使ってパスワードの解除ができます。
①FileVaultが有効の状態でサインイン画面でパスワードの入力に数回連続して失敗すると、「復旧キーを使ってパスワードをリセット」メニューが表示されます。
②その後、ボックスに復旧キーを入力し、その復旧キーが正しければ、新しいパスワードを設定する画面が表示されます。
③パスワードを入力して「パスワードリセット」ボタンをクリックします。
これで復旧キーを使用したパスワードの解除は完了です。
リカバリーモードからターミナルを使用して解除する
復旧キーを設定していない場合、リカバリーモードからターミナルを使用してパスワードを解除することが可能です。最後にこの方法を紹介します。
①まずMacの電源を落とします。「Command + R」を同時に押しながら電源を入れます。そうするとユーティリティ画面が表示されます。
②「ユーティリティ」メニューから「ターミナル」を選択します。
③ターミナルが起動するので「resetpasssword」と入力してReturnキーを押します。
④パスワードをリセットするユーザを選択します。
⑤その後、新しいパスワードを設定する画面が表示されるので、新しいパスワードを入力して、「次へ」ボタンを押します。
以上で、ターミナルを使用してのパスワード解除が完了します。
それでも解除できないときの対処法
ここまで、パソコンのパスワードを忘れてしまった時の解除方法を紹介させていただきました。
しかし、パソコンのシステムは非常に複雑であり、Windows、Mac共に上記で説明した方法でパスワードを解除する事が出来ない場合もあります。
そのような場合、むやみに個人で何とかしようとせず、パスワードの解除・解析専門の会社に依頼することをお勧めします。
技術力の高い会社であれば、より安全・迅速に対応することが可能ですので、そちらの解決策も視野に入れて対応してみてください。
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まとめ
パスワードの解除方法や万一の際に相談できる解析業者を紹介しました。安全にデジタル機器を利用できるように、日頃からデジタル機器の管理を行うようにしましょう。また、データのバックアップ等、他に備えとしてできることも併せて行うといいでしょう。