「PCが起動しない」原因と対処法(Windows10)

ある日突然「パソコン(Windows10)が起動しない・つかない」「ロゴの画面から進まない」ということがパソコンを使用する際に起きることがあります。

原因は様々で、自分で直すことができる場合であっても深刻な故障・破損が発生している場合も十分にありえます。この記事ではパソコン(Windows10)が「使用できない・起動しない」際の原因や症状をご紹介します。

また、個人で出来る修復作業についても記載しておりますのでご覧ください。

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1. PCが起動しない原因

はじめに、起動しない原因を大きく2つに分けて紹介します。

物理障害

物理障害とは、ストレージ(ハードディスクなど)そのものに破損が生じている状態です。主な原因は、物理的衝撃のほか、経年劣化による磁性体劣化などがあげられます。物理障害はそのまま使い続けていると状態が悪化し、機器そのものが使えなくなってしまいます。

物理障害の場合「異音がする」という特徴的な症状が見受けられますが、それ以外にも「OSが頻繁に再起動・フリーズする」などの症状が出ることが多くあります。

代表的な物理障害としては、ディスクの読み書きを行うパーツが不具合を起こす、磁気ヘッド障害(HDDのみ)。HDDを動作させるプログラムが不具合を起こす、ファームウェア障害(HDD/SSD)があります。なお、ファームウェア障害は、ほかの障害と判別しにくく、原因特定が困難とされています。

なお、物理障害は個人で対応できる範囲を超えています。修復作業を行う際は必ず業者への依頼が必要になるため、異音がするなど明確な物理症状がある場合、復旧ソフトをかけたり、個人での解体作業はやめましょう

論理障害

論理障害とは、ストレージ自体に問題ないものの、その中に保存されているデータやファイルが破損してしまっている状態です。原因としては、誤ってデータを消してしまったり、強制終了によるファイル破損によって生じます。

論理障害は、異音などの物理症状は見受けられませんが、「OSが頻繁にフリーズする」など物理障害と共通する症状が出ることもあります。(もしくは物理障害と論理障害が併発している場合もあります)

そのため、「機器を落とした」「OSを動作させるデータを消した」など、障害の原因が明確にわかっているケース以外で「再起動を繰り返す」「データ復旧ソフトをかける」などすると状態が悪化し、データが上書きされるだけでなく、機器が完全に破壊されてしまう恐れもあります。


2.PCが起動しない際の主な症状 

上記で紹介した障害が発生している場合、次に示した表のような症状が現れることがあります。

【症状一覧】

・パソコンが起動しない・動かない
・起動している感じはあるが黒い画面のまま
・Windows10 のロゴで止まって動かない
・黒い画面・青い画面にメッセージが出る
・クルクルしたまま終わらない
・再起動を繰り返す

※過度に機械を動かしたり、強制終了を繰り返すとさらなる状態の悪化に繋がることもあります。


3. PCが起動しない場合の対処方法

電源がつかない、PCが動かない際にすぐに試せる対処方法・修理方法を紹介します。

電源を確認

そもそも、パソコンが起動しない場合、電源ケーブルやコンセントが、きちんと差し込まれていない場合があります。またはホコリによって不具合が発生しているかもしれません、掃除をしてもう一度電源を確認してみましょう。

ただし、原因がよく分からない状態で過度に電源を入れることは控えましょう、故障の原因となる場合があります。

BIOSを初期化

BIOSとは、パソコンの起動デバイスをコントロールする、最も基本的なプログラムです。パソコンは起動すると、最初にBIOSを読み込みます。そのため、ここに異常があるとwindowsは正常に起動しません。仮に、BIOS異常でパソコンが起動しない場合は、ここを初期化することで、OSは正常に起動するようになります。

BIOS初期化の手順は、基本的に以下の通りです。

  1. 起動後、F2キーを押し、BIOSを呼び出す
  2. BIOS セットアップ ユーティリティを起動
  3. [ファイル] → [デフォルト値に設定して終了] を選択し、 Enterキーを押す
  4. [デフォルト値に設定して終了]が表示されるので、F10 キー(はい)を押す。

スタートアップ修復

スタートアップ修復は、パソコンが2回続けて正常に起動しない際、自動的に表示されます。

この機能はソフトウェア系トラブル修復に有効です。たとえば、OSを動作させる「システムファイル」や、起動プログラム(MBR)の破損などに対応しています。ただし、これはパソコン全体をチェックするため、機器に負担をかけやすく、ハードウェア系のトラブルの場合、状態が悪化する恐れがあります。あくまで自己責任で行いましょう。

【手動で行う手順】

① 「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」に移動

② 「回復」→「PC の起動をカスタマイズする」→「今すぐ再起動」を行う

④ 「オプションの選択」が表示されたら、「トラブルシューティング」へ

⑤ 自身のパスワードを入力し、「続行」をクリックする

4. 専門業者へ相談

これまでの対処法はご自身でも原因が特定できる場合に有効でした。しかし、原因を正しく特定できないまま対処すると状態を悪化させてしまうリスクがあります。また、このような状態のパソコンは深刻な問題を抱えていることは珍しくありません。

安全にトラブルを解決したい場合や、失いたくない大切なデータである場合には、お気軽にデータ復旧の専門家まで相談してみましょう。

業者に依頼する際の注意点

パソコン(Windows10)の修理・修復を依頼する場合は以下の2つに注意しましょう。

①データを優先する

②修理することを優先する

データを優先

起動しないパソコンからデータを救出したい場合、データ復旧に特化している業者を選ぶことが重要になってきます。なぜなら、メーカーや修理業者は、機器が正常に「起動」することを優先しており、依頼する業者によっては、パソコンを工場出荷状態まで戻して返却することがあるからです。

したがって、内部に入っていたデータを優先する場合は、データ復旧業者に相談しましょう。ただしデータ復旧作業は大変難しい作業であり、物理症状に対応していない業者などに依頼すると正確な診断が出来ません。

業者を選ぶポイントとしては、高い「技術力」と、それに裏打ちされた「実績」の2点に注目することが大切です。

修理を優先

データ不要で、機器の修理を行いたい場合には、修理業者やメーカーへの依頼をお勧めいたします。

なお、壊れている箇所によっては、パソコン(Windows10)を初期化するか、部品を交換する必要があります。ただし、この場合は先に述べたとおり、データは戻ってきません。

4. おすすめのデータ復旧サービス

専門業者に依頼すると決めても、数ある業者の中から何を基準に選べばいいのか分からない方も多いでしょう。そこで、おすすめのデータ復旧業者を紹介します。

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー公式サイト

今回おすすめするデータ復旧業者は「デジタルデータリカバリー」です。

おすすめ理由は次の通りです。

  1. 安心の実績:14年連続国内売上No.1/復旧率最高値95.2%/累計41万件以上の相談
  2. スピードの速さ:対応の約8割が48時間以内に復旧完了
  3. セキュリティ:国際規格ISO・ISMS・Pマーク取得・空港レベルのセキュリティゲート

また、法人/個人を問わず、無料”で相談・診断・見積りができ、24時間365日受付が可能です。データ復旧が必要な場合は、まず業界大手のデジタルデータリカバリーに電話かメールで問合せをしてみましょう。

  • 対象機器
    RAID機器(NAS・サーバ)・ハードディスク(パソコン)・外付けHDD・USBメモリ・ビデオカメラ・SSD・SDカード・microSDカード・スマートフォンなど

5. まとめ

今回はパソコン(Windows10)が起動しなくなったときの原因や対処方法について紹介しました。

対処方法を自分で試すのも良いですが、修理・データ復旧ともに、むやみに自力で試すことは控えて専門の業者に相談することをお勧めします。とくに、パソコンの中にあるデータを重要視する場合は、上記に紹介した、技術力のあるサービス・企業へ依頼しましょう。

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