Macが起動しない・動作しない故障原因としては、OSなどのシステム破損から、本体の物理的な破損、周辺機器の不具合まで、さまざまな理由が考えられます。
今回は、Macが起動しない・動作しない・故障した場合の対処方法について、ケース別に解説していきます。
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1. Macが正常に「起動」しない場合の対処法
Macの電源ボタンを押してもリンゴマークすら表示されない場合は、電源供給の不具合(コードの断線)が原因として考えられます。また、長期にわたってスリープ状態にしていたり、電源プラグを長い間抜かずにいたりと、ずっと電気を使っていると、異常帯電が起こりやすくなります。まずは以下2つの対処を行いましょう。
・電源ボタンの長押しで再起動する
・Macをコンセントから抜き、1時間ほど放電する
上記の対処法でも解決しない場合は、重度の物理的な障害が起きている可能性があるため、専門業者に依頼しなければなりません。
2. Macが正常に「動作」しない場合の対処法
Macが「フリーズする」「電源周りのランプがおかしい」「カーネルパニック(Windowsでいうブルースクリーン)が出る」など、正常に動作しない場合はOSやメモリに何らかの不具合があることが考えられます。
Macが重くて使い物にならないときは、以下の対処法(メモリのクリア)を試してみましょう。
SMCのリセット
「SMC」とは、電源・バッテリー・センサーなどを管理する機能であり、リセットすると動作が改善することがあります。
SMCリセットの方法は、MacbookとMacデスクトップで異なります。
◎Macbookの場合
まず電源を落とし、次に【Shift+ctrl+option】を押しながら電源ボタンを10秒間押し続けます。
◎Macデスクトップ(iMac)の場合
電源コードを外し、数分経過したら再びコードを接続し数秒後に電源を付けて下さい
ただし、SMCのリセットが推奨されるのは、「スリープ」「システム終了」「再起動」などを試しても不具合が解消されない時に限ります。リセットを何度も繰り返すと、Macに負担をかけてしまうので出来る限り控えましょう。
PRAMのリセット
上記の対処法までやっても直らない、そんな時はMacの基本情報が書き込まれている小型メモリ「PRAM」のリセットを行うと改善する可能性があります。ただし、何度も繰り返すとMacの動作がおかしくなることもあるので、トラブルが起きた時だけするようにしましょう。
PRAMをリセットするには起動直後に【P+R+⌘command+option】を約20秒ほど押し続け、2回の起動音が鳴ったら手を放します。
3. 個人で解決できない場合の対処法
ここまで紹介した対処法でも上手くいかない場合は、Mac本体もしくはMac内のHDDやSSDが物理的に破損・損傷している恐れがあります。故障が疑われる、もしくは不具合が解決しない場合は、専門業者に相談するのがおすすめです。相談先については、「データが必要かどうか」で判断しましょう。
データが不要な場合
データが不要で、機器自体の修理したいという方は、メーカー(Apple)や修理業者に依頼しましょう。破損しているパーツを修理・交換し、パソコンを再び動くようにしてもらうことができます。
ただし、これらのサポートはハードウェア的な修理を保証するものであり、修理中にMacの再フォーマットが必要となった場合など、データが消去されてしまうことがあります。
データのバックアップがあれば修理対応で問題ありませんが、データが必要な場合は、先にデータ復旧業者への依頼をする必要があります。
データが必要な場合
起動しないパソコンからデータを救出したい場合、データ復旧に特化している業者を選ぶことが重要になってきます。なぜなら、メーカーや修理業者は、機器が正常に「起動」することを優先しており、依頼する業者によっては、パソコンを工場出荷状態まで戻して返却することがあるからです。
したがって、内部に入っていたデータを優先する場合は、データ復旧業者に相談しましょう。データ復旧業者であれば、Macに内蔵されているHDDやSSDなどの記憶媒体を修復することが可能です。
しかしながら、データ復旧は精密機器であるHDDやSSDに直接作業を施すことから、大変難易度の高いものとなります。データ復旧業者は国内に100社以上もあり、業者によって技術力はまちまちで、対応できる障害の範囲も異なります。業者選定の際には「技術力」とそれに裏打ちされた「実績」のある業者を選ぶようにしましょう。
3. おすすめのデータ復旧サービス
専門業者に依頼すると決めても、数ある業者の中から何を基準に選べばいいのか分からない方も多いでしょう。そこで、「技術力」や「実績」、「スピード」といった観点からおすすめのデータ復旧業者を紹介します。
今回おすすめするデータ復旧業者は「デジタルデータリカバリー」です。
おすすめ理由は次の通りです。
- 安心の実績:14年連続国内売上No.1/復旧率最高値95.2%/累計41万件以上の相談
- スピードの速さ:対応の約8割が48時間以内に復旧完了
- セキュリティ:国際規格ISO・ISMS・Pマーク取得・空港レベルのセキュリティゲート
また、法人/個人を問わず、“無料”で相談・診断・見積りができ、24時間365日受付が可能です。データ復旧が必要な場合は、まず業界大手のデジタルデータリカバリーに電話かメールで問合せをしてみましょう。
- 対象機器
RAID機器(NAS・サーバ)・ハードディスク(パソコン)・外付けHDD・USBメモリ・ビデオカメラ・SSD・SDカード・microSDカード・スマートフォンなど
4. まとめ
今回はパソコン(Mac)が起動しなくなったときの原因や対処方法について紹介しました。
対処方法を自分で試すのも良いですが、修理・データ復旧ともに、むやみに自力で試すことは控えて専門の業者に相談することをお勧めします。とくに、パソコンの中にあるデータを重要視する場合は、上記に紹介した、技術力のあるデータ復旧サービスへ依頼しましょう。