フォーマットする必要があります|原因と対処法

外付けHDDやPCで「ドライブD:を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか?」とエラーメッセージが表示され、フォルダやデータにアクセスできなくなってしまうトラブルは少なくありません。

この記事では、「フォーマットする必要があります」と表示される原因や対処法、また、誤ってフォーマットしてしまったHDDからデータを復元する方法について解説していきます。

本ページには広告が含まれています。本コンテンツ経由で商品・サービスの申込みがあった場合、企業から送客手数料を受け取ることがあります。

1.フォーマットとは

フォーマットとは、ファイルシステム(ファイルの保管場所を管理する本棚)を初期化し、使用OSに合わせて再構築することを指します。

つまるところ、フォーマットを行うと、データの「本棚」が初期化されるため、ファイルの保管場所がわからなくなるため、所定のファイルやフォルダを確認出来なくなってしまいます。

フォーマットをしてしまうと、ファイルは見えなくなりますが、データ自体はまだPC上に残っており、時間の経過とともにデータは上書きされ、完全に消失してしまいます。

2.「フォーマットする必要があります」の原因

「フォーマットする必要があります」と表示される、原因は、以下の4つが挙げられます。

1. PCの一時的な誤作動
 PCの一時的な誤作動の場合、再起動をするとデータを読み込める可能性があります。

2. ディスク容量いっぱいにデータを保存している
 HDDは容量の80%以上使用するとトラブルが起きやすくなります。

3. インターフェースの不具合
HDDとPCの接続部分の異常が原因となる場合もあります。これについては接続するUSBケーブルを交換すると正常に動作することがあります。

4. 経年劣化(物理的な破損)
 経年劣化によって、HDDの機械部分が物理的に破損していると、フォーマットが要求されることがあるほか、作動時に異音や異臭がする場合があります。このようにHDDが経年劣化などで物理的に破損している場合、個人では対応できないため、安全なデータ復元を行うには、専門業者に相談する必要があります。

3. 「フォーマットする必要があります」の対処法・注意点

CHKDSK(チェックディスク)で復旧する

Windows10に標準搭載されている機能であるチェックディスクを使用して復旧する方法があります。手順としては下記になります。

  1. スタートボタンを右クリックし、「Windows Power Shell (管理者)(A)」を開く
  2. 「 chkdsk ▲: /f 」とコマンド入力(▲にはドライブ名を入れる)し、キーボードの「 Enter 」キーを押す
  3. 「PS C:\WINDOWS\…」と表示されたら、「EXIT」と入力し「Enter」キーを押して完了

3の結果が10行程度のメッセージであれば概ね成功しているといえます。何も変化がなかったり、エラーが数十行にわたって出るようであればHDDやSSD自体に深刻な障害が発生している可能性が高いです。自分での対処は諦め、専門業者に相談してみましょう。

安易にデータ復元ソフトを使用しない

データ復元ソフトは、個人で対応するため、専門業者と比較するとデータ復元率は低く、仮に失敗した場合には、復元可能だったデータが完全に破損してしまうリスクがあります。

そもそもデータ復元ソフトは物理障害には太刀打ちできず、その場合かなり高確率で状態を悪化させてしまいます。操作面で不安だったり、確実にデータを取り出したい場合、あまりデータ復元ソフトはおすすめ出来ません。

フォーマットしたHDDを操作しない

万が一誤ってフォーマットしてしまった場合は、HDDの操作は控えましょう。

フォーマット後のHDDにデータを新たに書き込もうとすると、データが保存されていた領域にデータを上書きしてしまい、元あったデータを復元することが出来なくなります(この場合、フォルダの移動等の操作を行うだけでも、データの上書きが起こります)。

またHDDに物理的破損が生じている場合は、通電するだけでも状況が悪化するため、誤フォーマット後、PCの挙動がおかしい、もしくは安全にデータを復元する際は、むやみにHDDは操作しないようにしましょう。

4. 誤ってフォーマットした場合のデータの復元方法

「フォーマットする必要があります」で誤って「ディスクのフォーマット」を押してしまった場合のデータ復元方法には下記のものがあります。

データ復元ソフトを使用

データ復元ソフトは比較的安価で手軽にデータ復元作業を行うことができる方法です。

ただし、データ復元ソフトの使用によってデータが上書きされてしまうことや障害がさらに悪化してしまう可能性を考慮すると、「データの優先度が低い場合」や「物理的な障害でないと判断ができる場合」のみ、データ復元ソフトの使用をおすすめします。

上述した通り、データ復元ソフトは個々人での操作になるため復元の精度にばらつきがあり、データの復元確率は専門業者に相談した場合と比較すると低いです。さらに、一度復元が失敗したデータは、復元不可能になる場合もあります

データ復元業者に相談・依頼

もう一つがデータ復元を専門に行っている業者に相談・依頼する方法です。

データ復元業者では、経験に裏打ちされた熟年の専門エンジニアが、市販されていない専用ツールなどを用いて復元作業を行うため、データ復元ソフトでは直せないようなデータ破損にも対応可能です。データ復元業者は国内で100社以上あるので、その中でも確かな実績のある業者に相談することをお勧めしましょう。

中には機器の不良箇所を特定する初期診断から見積もりまでを無料で案内している業者もあるので、失いたくないデータが保存されている場合は、まずは専門家に相談するのが賢明でしょう。

5. おすすめのデータ復元業者

専門業者に依頼するとして、数ある業者の中から何を基準に選べばいいのか分からない方も多いでしょう。そこで、ここでは各データ復元業者を見比べ、おすすめのデータ復元業者をひとつに絞って紹介します。

デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー公式サイト
価格500GB未満:5,000円〜500GB以上:10,000円〜1TB以上:20,000円〜2TB以上:30,000円〜
内容(対応製品)RAID機器(NAS/サーバー)、ハードディスク(パソコン)、外付けHDD、USBメモリ、ビデオカメラ、SSD、SDカード・MSDカードなど
期間最短当日(持ち込みの場合)約80%が48時間以内に復旧完了
特長14年連続データ復旧国内売上No.195.2%の非常に高いデータ復旧率累積41万件以上の相談実績診断・見積り無料(デジタルデータリカバリーへの配送料も無料)

おすすめ理由は次の通りです。

  1. 安心の実績:14年連続国内売上No.1/復旧率最高値95.2%/累計41万件以上の相談
  2. スピードの速さ:対応の約8割が48時間以内に復旧完了
  3. セキュリティ:国際規格ISO・ISMS・Pマーク取得・空港レベルのセキュリティゲート

また、法人/個人を問わず、無料”で相談・診断・見積りができ、24時間365日受付が可能です。データ復旧が必要な場合は、まず業界大手のデジタルデータリカバリーに電話かメールで問合せをしてみましょう。

6. まとめ

 誤ってフォーマットしてしまった場合は、下手に自力で復元しようとするのはやめましょう。復元可能なデータが復元不可能になる可能性があります。

 機器の診断まで無料で行ってくれる業者もあるため、まずは専門業者に相談することをお勧めします。

最新情報をチェックしよう!