愛知県の葬祭会社「画面の偽警告を信じて」個人情報4000ファイル削除流出か【エスケーアイマネージメント】

2026年8月、葬祭事業を展開する「エスケーアイマネージメント」社(愛知県知多市)内の業務用パソコンが不正アクセスを受け、顧客などの個人情報が外部に流出した可能性が発覚している。

ニューストピックス
◆事案発生日: 2026年8月7日
◆問題発生した場所: 株式会社エスケーアイマネージメント 社内(愛知県知多市)
◆原因: AIツール検索時の偽警告画面(サポート詐欺)による不正アクセスおよび遠隔操作ソフトのインストール
◆影響人数: 不明(顧客等の個人情報を含む約4000ファイルが対象)
◆流出した可能性がある情報: 氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス等
◆事案により影響があった外部あるいは関係組織: 個人情報保護委員会、管轄警察署
◆対応状況: ネットワーク遮断、被害相談・届出完了。外部専門機関によるデジタルフォレンジック調査の実施、従業員向け研修およびセキュリティ体制の強化を推進中

事案は同月7日に発生。
従業員が業務資料を作成するため、AIツールに関するウェブサイトを検索・閲覧していたところ、パソコンの画面に突然警告が表示された。
記載されたサポートセンターへ連絡するよう促されたため、従業員が案内に従って連絡したところ、サポート担当者を名乗る人物から指示を受け、遠隔操作ソフトをダウンロードしてインストールしたという。
その後、パソコンの不審な動きに気づいた従業員が社内のシステム担当者に連絡し、第三者による遠隔操作が発覚している。
担当者は直ちに該当パソコンのネットワーク接続を遮断して操作を停止させたが、同日中にデスクトップ上のファイルが削除されていることが確認された。
その後、端末の利用状況や操作履歴を解析した結果、10日になって約4000件のファイルが削除されていたことが判明している。
これらのファイルの一部には、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスといった個人情報が含まれている可能性があり、対象となる具体的な人数や件数は現時点で把握されていない。
同社によると、第三者が対象のファイルを閲覧・取得し、外部へ持ち出したり提供したりした事実は現時点で確認されていないとされておらず、SNSや匿名性の高い特殊なネットワークであるダークウェブでの情報の拡散や流通、二次被害の発生も確認されていないという。
同社は「情報流出の可能性は極めて薄いと判断しているものの、完全には否定できない」とのこと。
なお、削除されたファイルの一部にはバックアップがないが、業務やサービスの提供に支障は生じていないとされている。

同社は対応として、個人情報保護委員会へ届け出を行うとともに、管轄の警察署へも被害を相談。
現在は、事実関係や原因、影響範囲について調査を進めており、今後は外部の専門機関に依頼して、電子機器やデータの痕跡を専門的に解析するデジタルフォレンジック調査を実施し、被害の全容解明を図っている。
新たな事実が判明した場合は速やかに公表する方針とのこと。
再発防止策として、同社は全従業員を対象にサポート詐欺の手口や不審なウェブサイトへの対処手順に関する講習を実施し、ネットリテラシーの向上に取り組むとのことで、端末へのアクセス制限や検知体制を見直し、不審な動きを抑止して早期に発見するためのセキュリティシステムの強化を進めるという。

【参考】
https://ski-mg.jp/

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