GMO、攻撃者が公開した情報へのアクセス自粛を要請 悪質な拡散者には法的措置も準備

GMOインターネットグループ(以下、GMO)は10月27日、傘下のGMOインターネットが提供するFX自動売買用VPS「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを巡り、攻撃者が公開している情報へのアクセスを「絶対に控えてほしい」と呼び掛けた。情報の公開サイトにアクセスした人の情報を、攻撃者が取得していることを確認したという。悪質性の高い拡散者には、証拠を確保した上で、投稿者を特定するための開示請求や刑事告訴・告発などの法的措置を準備している。

事案の詳細

GMOは10月27日午後0時30分、攻撃者とみられる人物による情報の公開を確認したと発表した。公開サイトへのアクセスに起因する被害について、同社は責任を負えないとしている。また、既にアクセスした人には、ウイルス対策ソフトなどでPCをフルスキャンするよう求めた。

同社は、公開された情報へのアクセスだけでなく、SNSや掲示板などでの転載・拡散も控えるよう要請している。悪質性の高い拡散者に対しては、証拠を確保した上で、投稿者を特定するための開示請求、刑事告訴・告発などの法的措置を準備しているという。

GMOは、警察など関係機関と連携して対応を進めている。事案に便乗したフィッシングメールや詐欺にも警戒するよう促しており、同社がパスワードや認証コードを尋ねることはないと説明している。「被害金を取り戻す」などとして費用を求める連絡にも応じないよう注意を呼び掛けた。報道機関に対しても、顧客の二次被害につながり得る過度な報道を控えるよう要請している。

影響と背景

攻撃者が公開した情報へのアクセスを通じて、アクセスした人の情報が攻撃者側に取得される可能性がある。さらに、公開情報の転載や拡散が進めば、顧客の二次被害につながるおそれがあるため、GMOは閲覧・拡散の双方を控えるよう強く求めている。

対策・今後の展望

  • 公開情報へのアクセスを控える:攻撃者が公開している情報や公開サイトには、興味本位でアクセスしない。既にアクセスした場合は、ウイルス対策ソフトなどでPCをフルスキャンする。
  • 転載・再投稿をしない:SNSや掲示板、チャットなどで公開情報を共有・引用せず、二次流通を防ぐ。
  • フィッシングや詐欺に注意する:パスワードや認証コードを求める連絡、「被害金を取り戻す」などとして費用を求める連絡には応じない。不審なリンクやファイルも開かない。
  • 不審な情報を発見した場合は関係機関に相談する:独自に確認・拡散せず、警察や所属組織の情報システム担当などに相談する。

CSRIからの現場アドバイス

【観点①:現場で何が起きているか】漏えい情報らしき投稿を確認するためにアクセスすると、アクセスした人の情報を攻撃者に取得される可能性がある。公開サイトへのアクセスに起因する被害の詳細は現時点で不明だが、安易な閲覧は避けるべきだ。

【観点②:セキュリティ専門家でない人への平易な解説】例えるなら、路上に落ちている「他人の鍵束」を面白半分で触り、その様子を写真に撮って広めるようなものだ。見に行く人や広める人が増えるほど、情報の流通や二次被害につながるおそれがある。

【観点③:中小企業が今週中にできること】まず、社内に「公開情報らしきものは見ない・送らない」と周知し、管理職を含めて徹底する。情報システム担当は、社内共有ツールやSNSの利用ルールを確認し、公開情報の転載を禁じる注意文を追記する。既にアクセスした端末がある場合は、ウイルス対策ソフトによるフルスキャンを実施し、不審な挙動があれば専門部署や関係機関に相談する。

参照: GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備

GMO、攻撃者が公開した情報へのアクセス自粛を要請 悪質な拡散者には法的措置も準備
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