2022年11月中にフィッシング対策協議会へ寄せられた、フィッシング攻撃に関する事案をまとめたレポートが公開されている。
概要
当該レポートによると、フィッシング報告件数のトータルは70,204 件で、10月比で 7,922 件減少となっている。
また、確認されたフィッシングサイトのURL件数は24,114件で、10月比で5,490件減少だった。
8 月から確認され始めた国税庁をかたる手口は、11月も依然として多数報告が上がっているという。
Amazonや楽天をはじめとしるECサイトやクレジットカードブランド、金融系は引き続きなりすましに利用されるケースが後を絶たない状況となっている。
また、フィッシングサイトに使用されるドメイン名の数として、「.top」「.org」「.ly 」が上位3つを占めているという。
対策
フィッシング対策協議会は、日ごろからログインを促す内容のメールやSMSには注意を向けるよう呼び掛けており、正規アプリやブックマークからアクセスするよう推奨している。
また、キャッシュレス決済を悪用する手口も確認されており、身に覚えのないタイミングで認証通知が届いた際は、使用履歴の確認やパスワード変更を行うよう注意喚起している。
【参考URL】 2022/11 フィッシング報告状況 https://www.antiphishing.jp/ |