「面識のない選挙はがきが届いた」空き家バンクの個人情報利用して選挙活動か【下田市】

静岡県下田市で、「空き家バンク登録物件管理業務」における個人情報が選挙活動に利用される事態が発生した。

当該業務はNPO法人「伊豆in賀茂6」に委託されていたが、空き家バンク事業の利用登録者から「面識のない岡崎氏から選挙はがきが届いている」との窓口相談があり問題が浮上した。
「伊豆in賀茂6」職員と、同法人の元代表理事である「高橋秀徳」氏への聞取り調査を行った結果、60名分の個人情報が選挙運動用はがき送付に利用されていたことが確認されている。
なお、利用された情報には氏名および住所が該当する。

下田市では法的対応として、市顧問弁護士や個人情報保護委員会、下田警察署との協議、高橋秀徳氏の告発状提出などが進められている状況とされている。
また、影響対象となった空き家バンク事業の利用登録者60名には個別での連絡を実施。
再発防止のために、NPO法人事務所への個人情報管理指導を行っているという。
下田市は、業務委託先へのコンプライアンス意識の向上と適切な個人情報の管理について、再認識を促すとともに、指導を徹底することで再発防止を図るという。

【参考記事】
委託事業における個人情報の漏えいについて
https://www.city.shimoda.shizuoka.jp/index.html

最新情報をチェックしよう!