【厳選】おすすめデータ復旧業者|HDD・PC・SSD・SDカード・スマホ・カメラ・レコーダー・NAS[2024年最新版]

※この記事は2024年8月に更新されています

外付けHDD(ハードディスク)が突然壊れてしまった!」「PC(パソコン)を落としてしまい画面が付かなくなった!」「誤って必要なデータを削除してしまった!」そのようにHDDにある日突然アクセスできなくなったり、データが消えてしまうことがあります。

このようなトラブルを解決するのが「データ復旧サービス」です。データ復旧の専門業者は全国に100社以上存在し、その技術力やサービス体系にはそれぞれの業者の特徴があります。

  • 「どこに頼んだらいいか分からない」
  • 「データ復旧サービスを始めて利用するので業者の選定が難しい」
  • 「悪質な業者にぼったくられたくない」

そこでこの記事では、技術力、価格、サービスの質の3つのポイントで厳選したおすすめのデータ復旧業者を紹介していきます。

全国約100社以上のデータ復旧のサービスを徹底的に調査&利用してみて「ここなら安心!」というプロのデータ復旧業者を紹介しました。

併せて、データ復旧サービスの失敗しない選び方、費用、復旧前にNGな行動などを解説しています。

目次

データ復旧サービスとは?

データ復旧サービスとは、障害が発生した、故障した記憶媒体からデータを復元・復旧するサービスです。

例として、以下のような機器からのデータ復旧に対応しています。

  1. HDD(ハードディスク)
  2. SSD(ソリッドステートドライブ)
  3. デスクトップパソコン、ノートパソコン
  4. NAS、サーバー
  5. USBメモリ、SDカード
  6. DVD、Blue-rayレコーダー
  7. ビデオカメラ、デジタルカメラ
  8. 光学ディスク、コンパクトフラッシュ

子供の映像を保存してあるHDD、仕事のデータを保管しているSDカードなど、失いたくない必要なデータを消失してしまったときに、データの復旧をしてもらえる心強いサービスです。

しかし、故障・障害の度合いによって復旧の難易度が全く異なるため、データ復旧業者の中でも、対応実績が豊富な技術力のあるデータ復旧業者を選ぶことが大切です。

中には、データ復旧の技術が乏しいのにもかかわらず、高額な料金を提示する悪徳業者が存在することも事実としてあります。

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業者の技術力で復旧が成功するか決まります

そもそも、データ復旧作業では不具合の発生している不安定な機器からデータを取り出すため、データ復旧は何度もやり直しができません

しかし、データが復旧できるか否かを分けるのはデータ復旧業者の技術力で決まります。

復旧成功確率の低い業者に依頼して、作業に失敗してしまうと、最悪の場合せっかくお金を払ったのに、大切なデータを永遠に失うになります。

絶対に取り戻したい大切なデータであれば、初めから一番技術力の高いであろう、確かな技術力を持つ業者に依頼するほうがいいのは当然のことです。

よくある失敗&悪質なデータ復旧業者の共通点とは?

データ復旧業者選びに失敗してしまうと、以下のようなトラブルに巻き込まれてしまいます。

  1. 復旧率が非公開の業者に依頼して結局復旧に失敗した
  2. 見積もり時に説明されていないお金をあとから請求された
  3. 復旧作業を行った後の方がHDDの状態が悪くなった
  4. 格安で依頼したのに、他社に外注する名目で高額な料金を請求された
  5. 予定よりもはるかに長い時間が復旧にかかり、必要な時に見れなかった

上記のように、データが復旧できなかった、後から説明されていない料金を請求されることもあるため、悪徳業者に引っかからないように慎重に業者選びを行いましょう。

データ復旧率が著しく低い、明らかにおかしい料金を請求するなど、悪質なデータ復旧業者と分かりやすい業者もあります。

しかし、データや個人情報の管理が雑で情報漏洩が起きる、他の復旧業者に外注するなどよく確認しないとわかりづらい場合もあります。

以下が怪しい、悪質業者によくある共通点です。

  • あとから「不明な料金」を請求する
  • 完全成功報酬・定額制の料金形態で復旧率が不明瞭
  • 復旧ラボや社内の様子が非公開の業者

あとから「不明な料金」を請求する

あとから不明な料金が請求されることもあります。

  • 成功報酬と説明されたが、失敗した後に作業費や送料を請求された
  • 格安の一律報酬制なのに他社に外注する名目で追加料金を請求された
  • データをコピーするためのHDDや周辺機器を購入を強制された

などなど、初めに説明された料金以外の料金が後から請求される場合があります。

そうならないためにも、依頼する際にあらかじめ追加料金がかからないことを確認しましょう。

成功報酬制・定額制の料金形態で復旧率が不明瞭

データ復旧業者の料金形態の中でも、成功報酬制(完全成果報酬制)一律定額制を一番の売りにしている業者で、復旧率が不明瞭な業者には注意してください。

一見料金体系が明瞭で分かりやすいことがメリットですが、そもそも業者によって復旧率が違うため、復旧率を明示していない業者に価格だけで決めないようにしましょう。

他にも、以下のポイントをチェックすることをおすすめします。

  • 復旧率が不明であれば復旧率を問い合わせる
  • 失敗したときのデータの保証はあるのか?
  • もし失敗したときでも他の業者に頼める綺麗な状態で機器が返ってくるのか?

データ復旧は何度もできないので、復旧率がわからない業者には、初めから相談しないというのも懸命な判断でしょう。

復旧ラボや社内の様子が非公開の業者

データ復旧業者の規模は差が大きく、信じがたいですが復旧施設を保有していない業者海外に外注する業者復旧ソフトを使用するのみで復旧作業を行わない業者が実際に存在しています。

そういった業者を見極める際には「復旧現場」の見学ができるかを聞くようにし、もし断られる場合は注意しましょう。

データ復旧業者の正しい選び方

データ復旧業者を探すときの正しい選び方は以下の通りです。

  • データ復旧率が高く対応実績が多い
  • 他社で復旧できなかった機器の復旧実績が豊富
  • プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
  • 初期費用や追加料金がかからない

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データの復旧率が高く対応実績が多い

データ復旧業者に依頼するのであれば、データが復旧できなければ意味がありません。もちろんデータの復旧率対応実績をしっかりと明記していることはデータ復旧業者選びで重要なポイントになります。

復旧率対応実績の具体的な目安が以下の通りです。

  • 復旧率が90%を超えている
  • 対応実績が20万件以上あるか

上記に当てはまる業者であれば、技術力の高さ、対応できる故障や機種の種類も業界トップクラスといえるでしょう。

他社で復旧不可能だった機器の復旧実績が豊富

技術力のある業者であれば、一度他のところで復旧作業を行った場合でも受け付けてくれる場合があります。技術力の高さは業者によって全く異なるので、復旧率の低い業者でお願いすると失敗する確率も高くなります。

何度も依頼するはめにならないためにも、初めから技術力の高いデータ復旧業者に依頼することをおすすめします。

プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている

個人のプライベートのデータ、企業の機密データなど外部に漏れてはいけないデータを復旧するケースが頻繁に起きます。不要な心配をしないためにも、「セキュリティ対策」「情報漏洩対策」が万全な業者を選ぶようにしましょう。

IOS27001」や「Pマーク」など、世界基準で規定されているセキュリティの認定を取得していることや、防犯カメラや外部機器の持ち込み制限などを行っている業者がおすすめです。

初期費用や追加料金がかからない

データ復旧サービスでは故障原因や大まかな作業内容を確認するため、最初に初期診断を受けます。この初期診断が有料だったり、診断のための機器の送料などが自己負担の業者では正式依頼前にお金がかかってしまうのはもったいないです。

初期診断後の見積を見てキャンセルもできるため、できるだけ初期費用や追加料金が無料の業者を選んだ方がお得です。

他にも以下のような費用が掛からないことを確認しましょう。

  • 特急料金(急ぎで依頼する際にかかる費用)
  • 送料
  • 納品時の機器代金(データを移すために購入した記憶媒体の費用)
  • 追加作業費(追加の作業を行った際に発生する費用)

こういった料金が余分にかからないかを確認するようにしましょう。

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【最新】おすすめデータ復旧専門業者

データ復旧専門業者の選定ポイントを紹介しましたが、普段馴染みのないサービスのため業者の選定が難しいと思います。

以下のポイントを基準に100社から選定しました。

  • データ復旧率が高く対応実績が多い
  • 他社で復旧できなかった機器の復旧実績が豊富
  • プライバシー認証の取得等、セキュリティ対策が徹底されている
  • 初期費用や追加料金がかからない

ここまでご紹介したポイントから選定した2023年最新のおすすめデータ復旧専門業者を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

【 1位 】デジタルデータリカバリー:復旧率95.2%

デジタルデータリカバリー公式サイト

デジタルデータリカバリーは、14年連続国内売り上げNo.1最大手のデータ復旧専門業者です。

復旧率は95.2%とかなり高い技術力を有しており、2021年11月には、HDDの最難関障害である「スクラッチ障害」の復旧技術や、SSDやSDカードのような「メモリ媒体」の復旧技術が評価され、東京都の経営革新優秀賞を受賞しています。その復旧技術・設備が詰まっている復旧ラボは見学が可能です。

また、累積の相談件数は41万件を超え、官公庁や大手企業との取引実績も豊富です。さらに、依頼されたものの8割を48時間以内に復旧するスピードも優秀です。

24時間365日の受付対応に加え、機器は全国5拠点への持ち込み・配送・出張と臨機応変に対応してくれます。相談から見積もりが無料で行えるため、データ復旧専門業者の選定に困っていたら、まずは最大手であるデジタルデータリカバリーへ相談することをおすすめします。

持ち込み拠点東京/六本木(本社)、神奈川、愛知、大阪、福岡取り引き実績官公庁や大手企業を含めた累積41万件の相談実績
報酬体系原則成功報酬制無料サービス相談・初期診断・見積もりまで無料(デジタルデータリカバリーへの配送も無料)
復旧期間・最短当日に復旧完了
・約80%が48時間以内に復旧完了
出張対応あり(法人のみ)
セキュリティISO27001/Pマーク/外部委託警備員のチェック/NDA締結対応メディア RAID機器(NAS/サーバー)、パソコン(ノート/デスクトップ)、外付けHDD、SSD、USBメモリ、ビデオカメラ、SDカード・レコーダー等記憶媒体全般
復旧料金◇相談から見積もりまで無料
500GB未満:5,000円〜
500GB以上:10,000円〜
1TB以上:20,000円〜
2TB以上:30,000円〜
特長 ・データ復旧専門業者において14年連続データ復旧国内売り上げNo.1
・復旧率最高値95.2%の非常に高い技術力
・官公庁や大手企業を含む累積41万件以上の相談実績

デジタルデータリカバリーのさらに詳しい情報は公式サイトへ

デジタルデータリカバリーの評判についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
▶デジタルデータリカバリーの評判は?他社と比較しておすすめできるか徹底解説

データ復旧専門業者を利用するメリット

ここまで、データ復旧専門業者の選定ポイントを解説してきました。

この記事を読んでいる方の中には「データ復旧の専門業者の選定方法は分かったが、個人での作業に比べて利用するメリットが分からない」と思われている方がいるかもしれません。

そこで、以下にデータ復旧専門業者を利用するメリットを紹介します。

  • データを取り出せる確率が一番高い
  • 個人で対応して失敗するリスクが少ない
  • 一番早くデータを取り出せる
  • NAS・サーバーのデータ復旧にも対応
  • 見積もりまで無料で行っている業者が存在する

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データを取り出せる確率が一番高い

データを取り出したい」という目的であれば、データ復旧専門業者に相談することが一番確実にデータを復旧することが出来ます。

ソフトやPCなどの修復機能を用いたデータ復旧には限界があります。しかし、データ復旧専門業者では、少しで多くのデータを取り出すために、障害に対して適切な対処を行うことが可能です。

一番早くデータを取り出せる

また、一番早くデータを取り出せる点も「データ復旧サービス」を利用する大きなメリットです。

データ復元ソフトなど、自動でデータの復元を行える場合でも、データ復旧専門業者では、必要な部分の修復だけを行うことが出来るため、一番早いデータ復旧を可能にしています。

NAS・サーバーのデータ復旧にも対応

データ復旧専門業者では、NASやRAID構成のサーバーなどのデータ復旧の難易度が高い機器にも対応しています。

自身での作業では、無理に作業を行ってしまい状態を悪化させてしまう可能性もあるので、重要なデータであればあるほど、何も手を加えずにデータ復旧専門業者に相談しましょう。

見積もりまで無料で行っている業者が存在する

データ復旧サービスに対して、「データ復旧サービスは高い」「ぼったくられるという噂を聞き不安だ」と費用面で不安を感じている方も多いのではないかと思います。

しかし、データ復旧専門業者の中には、相談から見積もりまで無料で行っている専門業者も存在するため、気軽に相談することが可能です。

この記事で紹介するおすすめのデータ復旧専門業者も無料相談が可能な、技術力の高い業者なので一度相談することを検討してみてください。

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データ復旧専門業者を利用するデメリット

データ復旧専門業者に相談するメリットを紹介しましたが、以下のようなデメリットも存在します。データ復旧サービスの利用を検討している方は注意しましょう。

  • 個人での復旧に比べ費用が高い
  • 技術力にばらつきがある

個人での復旧に比べ費用が高い

データ復旧サービスの利用は、個人での復旧作業に比べ費用が高くなってしまいます。個人での作業は無料で行える場合もあり、ソフトを購入したとしても1万円前後で復旧作業を行うことが可能です。

データ復旧専門業者では、「データ復旧専門のエンジニア」が「専用の設備」を用いて「一番確実な方法で」データ復旧を行うため、人件費や設備維持費がどうしても発生してしまいます

上述した通り、データ復旧専門業者は相談から見積もりまで無料で行える場合があるので、費用面で不安がある方は一度相談してみましょう。

技術力にばらつきがある

データ復旧専門業者は全国に100社以上存在するため、その技術力には大きな差があります。そのため、多くのデータ復旧サービスから、技術力の高い優良な業者を選定するのは難しい作業です。

また、データ復旧は手術と似ていて、基本的に何度もやり直しが出来ません。一度手を加えてしまうとその後のデータ復旧の難易度が大きく上がってしまいます

ただ技術力のある業者に依頼できれば他の復旧方法に比べても一番早く、簡単に、確実にデータを復旧することが可能です。

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【法人向け】データ復旧業者で見るべきポイント

企業のデータ復旧の場合は、個人からの依頼に比べてデータの量が膨大であったり、情報漏洩のリスクを考慮する必要があり、より慎重に業者選びを行わなければいけません。

そこで、企業がデータ復旧業者を選ぶ際に見るべきポイントが以下の通りです。

  • 復旧スピード
  • 主張対応の有無
  • 官公庁や大企業との取引実績
  • セキュリティ対策の水準が高いか

法人のデータ復旧を行う場合、データの量が必然的に多くなり、データの量が多くなるに比例して復旧作業に時間がかかります。特にチェックするべきこととしては、「土日営業」であるか「大容量のデータ復旧に対応可能なラボ(設備)」を保有しているかを確認するようにしましょう。

また、以下の会社の事情がある方は、特に出張対応の有無についても確認する必要があります。

  • NASサーバーなど大型機器で配送が難しい
  • データセンターのデータを復旧をするため機器を動かせない
  • 社外秘の情報がはいっているPCで持ち出し不可
  • セキュリティの厳しい企業でPCやHDDの持ち出しが禁止

などなど、何かしら持ち出せない理由がある場合は、エンジニアが直接出向いて復旧作業を行わなければいけません。ですので初めに出張可能かどうかを確認することをオススメします。

情報漏洩する可能性がある」状態でデータ復旧を依頼できないです。紹介した「ISO27001」「Pマーク」などの世界基準のセキュリティ認定を取得している企業であることに加え、「NDA(秘密保持契約)」を締結できるかを確認しておきましょう。

ラボの見学ができる場合は、防犯カメラ、警備員、外部機器の持ち込み制限を行っているかも併せて確認するようにしましょう。

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法人向けおすすめのデータ復旧業者:デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリー公式サイト

14年連続データ復旧国内売り上げNo.1のデータ復旧サービス最大手
✔復旧率最高値は95.2%と高い技術力
✔依頼の8割を48時間以内に復旧するスピード対応
✔国際標準規格ISO27001/ISMS認証を取得した万全なセキュリティ体制
警視庁からの表彰、東京都からの技術革新による表彰など豊富な実績

こちらのデジタルデータリカバリーは、国内で最も規模が大きいデータ復旧業者の1つです。依頼前に無料で相談・診断・見積まで行ってくれるので、法人対応のデータ復旧業者を探している場合はこちらのデジタルデータリカバリーに相談すると良いでしょう。

データ復旧業者に依頼するときの流れ

データ復旧は基本的に以下の流れで行われます。

  1. 問い合わせ
  2. 診断・見積もり
  3. 復旧作業
  4. 引き渡し

詳細のサービスフローは業者によって異なるため、直接問い合わせをしてみても良いでしょう。

データ復旧に対応している機器例

データ復旧サービスでは以下のような記憶媒体からデータを取り出すことが出来ます。

ただし、全ての業者がここに紹介する全ての機器に対応しているわけではないので、問い合わせの段階で確認しましょう。

NAS・サーバー

NASRAID構成の機器のようなサーバーは、容量が大きくデータの保存方法が通常のHDDなどとは異なるため、復旧の難易度が高い機器です。

法人のデータ管理など、大容量で大型のNAS・サーバーになればなるほど、データ復旧に対応している業者は限られてしまいます

デスクトップパソコン・ノートパソコン

デスクトップパソコン(PC)ノートパソコンは、内蔵されているHDDやSSDの取り出しが必要です。業者によっては、PCをそのまま配送しても、解体を無料で行ってくれる場合があります。自身での解体は感電などのリスクもあるため避けてください

ノートパソコンは持ち歩くことが多いため、物理的な衝撃により突然データが取り出せなくなることがあります。

外付けHDD・SSD

外付けのHDDSSDは、バックアップデータの保存やPCのデータ保存容量が足りない場合に使用されることが多いです。

また、PCに内蔵されているHDDやSSDに比べ容量が大きい場合が多いです。その場合、多くのデータを復旧する必要があり、データ復旧の難易度が上がってしまいます

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レコーダー

レコーダーに保存されているホームビデオなどの映像データも復旧が可能です。

しかし、レコーダーは機器自体の設定で自動で暗号化されている場合が多いので、暗号の解析技術復号技術が必要です。

USBメモリ・SDカード・microSDカード・CFカードなどの小型記憶媒体

USBメモリSDカードmicroSDカードCFカード等の小型の記憶媒体に保存されているデータの復旧も可能です。

これらの小型記憶媒体は「NAND型フラシュメモリ」と呼ばれるものが多く、通常の機器よりも復旧の難易度は高いです。業者によっては分解が必要な物理障害には対応していない場合もあるので注意しましょう。

スマートフォン(スマホ)

スマートフォンに保存されている画像や連絡先のデータ復旧も可能です。

スマートフォンの場合「スマートフォン修理サービス」や「メーカの機器交換保証」が存在しますが、これらは「動作復旧」が目的のため、データは失われてしまう可能性が高いです。スマートフォンに必要なデータが1つでもある場合はデータ復旧サービスを利用しましょう。

その他記憶媒体全般(CD・フロッピーディスク・ドラレコ・ドローン等)

上記で紹介した機器以外にもデータが保存されている機器であれば、データの復旧が可能な場合があります。

機器の種類によっては復旧難易度が高く、対応していない業者も存在するため、技術力の高い信頼できる業者へ相談しましょう。

なぜ同じ機器でも業者によって料金の違いがあるのか

データ復旧サービスの料金が業者によって異なるのは、対応できる作業内容に合わせて料金形態が決まっているからだと考えられます。

  • 対応する症状・作業が事前にある程度決まっている → 定額制
  • 成功の度合いによって料金が決定する → 成功報酬制

それぞれ復旧方法が異なるため、使用する施設や設備、必要なエンジニアのレベルが変わってきます。

これらの要因が相まって料金の違いが発生します。

データ復旧の料金

データ復旧の料金体系は大きく「料金変動制」と「定額料金制」の2つに分類されます。

料金変動制

料金変動制を採用している専門業者では下記の要因によって料金が変動します。

  • 機器の種類
  • データ復旧の難易度(症状・箇所)
  • 必要な設備・部品
  • 取り出したいデータの量
  • その他納期などの条件

機器ごとの相場は以下の通りです。データ復旧の状況はそれこそ無限のパターンがあるため、この記事で紹介するのはあくまでも目安として捉え、具体的な金額は見積もりまで無料のデータ復旧専門業者に相談しましょう。

HDD・SSD・PCの場合

物理障害論理障害
重度障害数十万円~数百万円数万円から~数百万円
軽度障害数万円から~数十万円数万円から~数十万円

USBメモリ・SDカード・スマートフォンの場合

物理障害論理障害
重度障害数万円~数百万円数万円から~数十万円
軽度障害数万円から~数十万円数万円から~数十万円

定額料金制

定額料金制の業者ではHPなどで料金が詳細に明記され、どのような症状であっても固定の料金で復旧作業を行います

一見、復旧費用の上限が設定されているため、安心できる仕組みに見えますが、どのような症状であっても固定の作業しか行わない業者の可能性があります。

基本的にデータ復旧は障害に応じて適切な処理が存在するため、「データの復旧」を目的としたときに最善な体系とは言い難いです。

自身の取り出したいデータの重要度に応じて、適切な業者を選定しましょう。

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データ復旧が必要な障害例と復旧作業

データ復旧が必要な障害にはどのようなものがあるのでしょうか。また、それぞれの障害に適した復旧作業とはどのようなことを行うのでしょうか。

データ復旧が必要な障害は大きく「論理障害」と「物理障害」の2つに分類されます。

論理障害

論理障害とは、データを保存している記憶媒体に問題はないものの、保存されているデータが破損している状態です。

主な原因には「データの削除」「フォーマット」「マルウェア感染」などが存在します。症状としては、「エラーメッセージが表示される」「ファイルが開けない」「文字化けしている」などが存在します。

論理障害は以下の流れでデータ復旧を行います。

  1. 特殊なツールを使用して、記憶媒体から壊れたデータを抽出(カービング)する
  2. バイナリエディタを使用し、破損しているデータ構造(16進数の英数字の羅列)を手作業で修復する

物理障害

物理障害とは、データを保存している記憶媒体自体が物理的に破損している状態です。データ保存領域を含めた部品の修復・交換が必要なため、論理障害よりも復旧難易度が高い傾向があります。

主な原因には「落下などの強い衝撃」「経年劣化」「水没・落雷によるショート」などが存在します。症状としては「認識されない」「異音・異臭がする」などが存在します。

物理障害は以下の流れでデータ復旧を行います。

  1. 故障個所の特定
  2. 該当する部品の修復・交換(HDDの場合クリーンルームが必要)
  3. データの抽出作業
  4. 部品の再交換
  5. 2-5の繰り返し

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データ復旧専門業者の選定ポイント

ここまで、避けるべき業者の特徴について解説しましたが、ここからは業者を選定するポイントについて解説します。業者を選定する際に確認すべきポイントは、大きく分けて以下の3つです。

  • データ復旧の技術力
  • サービスの利用しやすさ
  • サービスの信頼度

データ復旧の技術力

業者の選定を行う際に最重要視すべきポイントは「データ復旧の技術力」です。データ復旧の専門業者に依頼するのであれば、目的は「データの復旧」であるはずです。

上記でも解説しましたが、データ復旧は何度も繰り返し処置を行うことが出来ません。そのため、「安かったから」「近かったから」「メーカ保証で無料だったから」という理由のみで依頼してしまうと、技術力のある業者でも復旧が困難な状態になってしまう可能性もあります。

それでは技術力のある業者はどのように見分ければ良いのでしょうか。

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客観的な技術力

まずは、技術力を客観的に示しているかを確認しましょう。

技術力の高い業者では「復旧率〇%」「他社復旧不可機器の復旧実績〇件」など、数値による技術力のアピールを行っています。

対して、技術力が低い業者では「ハイレベル」「トップクラス」など、曖昧な表現を使用している場合が多いため注意してください。

データ復旧のスピード

技術力のある業者では、以下の要因によりデータ復旧を迅速に行うことが可能です。

  1. 在籍しているエンジニアのレベル
  2. ストックしている交換用部品
  3. 自社内作業の徹底

まずエンジニアレベルが高いと、他社にはない復旧技術・経験・ノウハウがあるため、同じ症状であっても迅速なデータ復旧が可能になります。

次に、物理的に機器が破損している際に必要な部品を多くストックしている業者では、部品調達の時間をカットできるため、ラボの規模が小さい業者に比べ素早いデータ復旧を可能にしています。

最後に、復旧に必要な設備や技術レベルの高いエンジニアが在籍していることで、自社内で作業を完結することができます。技術力の低い業者では、自社で対応ができない障害の復旧を他社に外注するため、自社内で作業が完結する技術力の高い業者に比べ、復旧スピードが遅くなってしまいます。

業者によっては、HPなどに具体的な復旧スピードが明示されている場合があるので確認してみましょう。

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データ復旧の環境

技術力の高い業者では、複数の症状に対応するために様々な復旧設備を整えています

具体的には、HDD開封時に必要な「クリーンルーム」や、SSDやSDカードなどのメモリの回路修復に必要な「電子顕微鏡・はんだ」が例として挙げられます。

実際に自社内に復旧に必要な設備が整っている場合、復旧ラボの様子がSNSやメディア掲載などの写真・映像で確認できる場合が多いです。また、業者によっては希望すれば復旧ラボに実際に立ち入って見学を行うことが可能な場合もあります。

復旧設備が整っていない業者では、復旧ラボ見学を行っていなかったり、SNSやHP上でも復旧ラボの写真が確認できず、受付の写真のみで構成されている場合があるので注意しましょう。

見学を依頼してみて、見学できた際には下記をチェックするようにしましょう。

  • 復旧現場は常にきれいな状態か
  • データの管理はしっかりとしているのか
  • 復旧作業について詳しく説明できるか
  • クリーンルームを保持しているか

他にも、メディアなどでも紹介されていたり、HPやSNS等でラボの様子を公開している業者は信頼できるといえます。

※「クリーンルーム」とは、物理的に破損しているHDDを開封するために絶対に必要で、塵やほこりを極限まで排除する設備です。

難易度の高い復旧を受け付けている

他にも技術力の高いデータ復旧業者特徴としては以下のものが挙げられます。

  • データ復旧の中でも最高難易度といわれる「データの記録される面に傷のついたHDD(スクラッチ障害)から復旧実績のある業者」は技術レベルが非常に高い
  • RAID構成のNAS・サーバーやデータベースの復旧に対応している

サービスの利用しやすさ

上記で紹介した基準で、データ復旧の技術力があるかを判断した後は、その業者のサービスの利用しやすさを確認しましょう。

年末年始に、必要なデータを失った」「すぐに復旧対応してほしいので配送では間に合わない」「大型のサーバーなので持ち出しができない

上記のような場合でも対応してくれる業者が存在します。以下に解説する項目を確認し、自身の要望にあった業者を選定しましょう。

営業時間

サービスが充実している業者では、土日や祝日も営業している場合や夜間の受付にも対応している場合があります。

24時間365日体制でサービスを提供している業者も存在するため、サービスの利用しやすさを見極めるポイントとして確認しておきましょう。

持ち込み対応

明日必要なデータを失った」「最速でデータを取り戻したい」という場合、いくら復旧スピードが速い専門業者であっても、配送のロスタイムが発生してしまいます。

しかし、機器を持ち込んでの復旧にも対応している業者であれば、最短当日にデータを取り戻せる可能性もあります。

また、本社以外にも持ち込み拠点が存在する業者では、本社から遠い地域でも迅速に復旧作業に移ることが可能ですので、一度確認してみましょう。

出張対応

大型のサーバーやセキュリティの問題で、外部に持ち出せない機器に保存されているデータを失ってしまった場合でも出張対応している業者であれば、現地まで赴いて復旧作業を行ってくれます

業者によっては出張による復旧が無料で行えることもあるので、出張対応しているかに加え、出張費用が発生するかという点も確認してみると良いでしょう。

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サービスの信頼度

データ復旧の技術力とサービスの利用しやすさを確認した後は、そのサービスが信頼できるかを確認してください。

特に法人では、顧客情報や取引先の情報などを一時的に業者に預けることになります。そこで、取引実績セキュリティを確認することで安心して相談することが出来ます。

取引実績

相談する業者が信頼できるかどうかを分かりやすく確認できるのが「取引実績」です。

取引実績は業者のHPなどで公開されていることが多く、個人だけでなく大手企業や官公庁との取引実績があるかどうかを確認しておきましょう。

企業の規模

サービスを提供している企業の従業員数などの情報を確認することで、企業の規模を掴むことが出来ます。

社員数が多ければ多いほど良いというわけではありませんが、最低でも50~70人以上は在籍している企業の方が安心できます。

社員数が極端に少ない場合、復旧に対応できるエンジニアが少なく、作業を外注している可能性もあります。

復旧エンジニアの数、機器別のエンジニアがいるか

データ復旧の対象となるHDDやSSD、スマートフォン、USBメモリ等の機器の構造、データ保存形式によって発生する障害が大きく異なります。それぞれの復旧方法も異なるため専門のエンジニアやノウハウが必要です。

特にHDDに重度の論理的な障害が起きていたり、物理的な障害が起きている場合は対応できる業者も限られてくるため、業者選びの際には「該当機器の復旧が行えるエンジニアが在籍しているか」「復旧設備を保持しているか」を確認しておきましょう。

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セキュリティ

法人では、データ復旧を依頼する際に自社の顧客情報などの機密情報を預けることになるため、「NDAが結べるか」等のセキュリティ対策が取られているかを確認しましょう。

業者によっては「Pマーク」や「ISO27001」などのセキュリティの国際基準を取得している場合もあるので、機密性の高いデータを預ける際は確実に確認しておきましょう。

ISO27001(ISMS):組織における情報管理のセキュリティ、管理方法、マネジメント方法ついて定めた規格Pマーク:個人情報保護マネジメントシステムを運用していることの証

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「機器修理サービス」との違い

機器修理サービス」とは、故障したPCやHDDなどの「動作の復旧」を目的にしています。

そのため、データが保存されている領域を含め、故障している部品の交換を行うため、ほとんどの場合保存されているデータは失われてしまいます

バックアップデータがない」「必要なデータが1つでもある」という場合は、自身の目的とは異なるサービスであるため注意してください。

「データ復元ソフト」との違い

データ復元ソフト」とは、データ復旧サービスの目的と同じく「データの復旧」を目的に利用するツールですが、対応している障害が限定されている(軽度の論理障害のみ)点が、データ復旧サービスと大きく異なる点です。

記憶媒体が物理的に破損している場合などのソフトに対応していない障害にも関わらず、ソフトを使用した復旧を行ってしまうと、破損している部分の状態悪化などを招き、最悪の場合はデータを完全に失ってしまう可能性があります。

また、ソフトの利用自体にはある程度のリテラシーが必要なため、誤った操作による上書きなどが発生し、その後のデータ復旧の難易度が上がってしまう場合もあります。

データが必要だが自身での作業が不安」という方は、「データ復旧サービス」に問い合わせましょう。

データ復旧を行う際の注意点

データ復旧を検討している際は、以下の点に注意し、できるだけ何もしない状態でデータ復旧の専門業者に相談してください。

  • むやみに自身で作業しない
  • 初期化やフォーマットはNG
  • まずは技術力のある専門業者に相談してみる

むやみに自身で作業しない

何らかの問題が発生し、データが取り出せなくなってしまった場合、再起動や復旧ソフトの使用などはせずに何もしないことがデータ復旧の可能性を上げる最善策です。

論理障害が発生していた場合、通電状態を続けているだけで起動ログや接続ログなどの情報が削除データや壊れたデータの上に上書きされていきます。その結果、必要なデータの痕跡が失われデータ復旧が難しくなってしまいます

物理障害が発生していた場合、通電を行うことで正常な部品の破損や、破損している部品の状態悪化などを招き、最悪の場合二度とデータを取り出せなくなってしまう可能性もあります。

データの復旧をしたい場合は、該当機器への通電は避け、信頼できるデータ復旧専門業者に相談しましょう。

初期化やフォーマットはNG

データが取り出せない原因によっては、「フォーマットしますか?」や「初期化しますか?」といったエラーメッセージが表示される場合があります。

結論、「初期化」「フォーマット」は絶対に行わないでください。このエラーメッセージに従い、初期化やフォーマットを行うと、PCや記憶媒体が通常通りに使用できる場合がありますが、肝心のデータは取り出すことが出来なくなってしまいます

万が一、既に初期化やフォーマットを行ってしまった場合は、直ちに通電を止め技術力のあるデータ復旧専門業者に相談してください。

まずは技術力のある専門業者に相談してみる

データが取り出せなくなってしまった場合は結局どうすればいいの?

どのような症状や機器であっても、まずは無料で相談できる技術力のある専門業者に相談することが、失ったデータを取り出す一番の近道です。

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HDDの構造と寿命について

HDDが突然認識しなくなる、動かかなくなるなどの症状が発生した場合は、HDDの経年劣化やHDD内部部品の破損が原因である可能性があります。

  • HDDの寿命
  • HDDの構造

など、HDD(ハードディスク)について詳しく解説します。

HDDの寿命

HDD(ハードディスク)の寿命は一般的に「3年~5年」と言われています。

HDDの寿命の目安は、時間換算で約26,000~35,000時間と言われており、使用時間は人ぞれぞれなので寿命は変わりますが、平均すると3年~5年程度です。

HDD(ハードディスク)の世界的な権威であるwesterndigital社(米)はHDDの寿命を平均で5年程度、日本のlogitec社は3~4年と公表しています。

HDDの構造

HDDは電球やパソコンなどと同じ消耗品で、HDDを構成する部品は主に以下の4つがあります。

  • プラッター(データの保存先)
  • モーター(HDDを稼働する)
  • ヘッド(データを書き込みするための部品)
  • 制御基板(動作の管理)

HDDから「カチカチ、カチャカチャ」と異音がする場合は、ヘッドとプラッターが接触しているなどの不具合が発生してることを表し、プラッターが傷つく障害(スクラッチ障害)が発生してしまうと復旧の難易度が格段に上がってしまいます。

HDDから異音が聞こえるなどの症状が出た際は、通電をできるだけ避けるようにしてデータ復旧業者に依頼するようにしましょう。

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まとめ

データ復旧専門業者の選定方法とおすすめのデータ復旧サービスを紹介しました。

自身の目的が「データの復旧」であることを忘れずに、「価格」や「近さ」だけではなく「データが復旧できるかどうか」という目線で専門業者の選定を行ってください。

技術力の高い業者では、他社で断られた症状や天災によって一見不可能と思われる状態からでもデータを取り出すことができます

どの業者に相談していいか分からなくなってしまった際は、最大手である「デジタルデータリカバリー」に一度無料相談してみましょう。

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