【危険度チェック】「あなたのPCは感染しています」が表示の対処法7選を紹介

「あなたのPCは感染しています」と表示された場合、誤ってリンクをクリックしたり、不正なソフトをインストールすると、情報漏えいや金銭被害に発展するおそれがあります。

被害が疑われる場合は、早めに専門の調査会社へ相談することが重要です。

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本記事では、偽警告が表示されたときに取るべき対処法と、被害を防ぐための予防策を7つのステップで解説します。

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「あなたのPCは感染しています」とは何か

「あなたのPCは感染しています」というメッセージは、サポート詐欺に使われる典型的な偽警告です。これらの警告は、ユーザーにコンピュータがウイルスやマルウェアに感染していると信じ込ませ、偽のサポートサービスやソフトウェアを購入させることを目的としています。

多くの場合、ポップアップ広告や偽のウィンドウが表示され、恐怖心を煽るメッセージが記載されています。ユーザーに急いで行動を取らせることを狙い、リンクをクリックさせたり、偽のサポートセンターに連絡させたりする手口が一般的です。

偽警告と本物のセキュリティ警告との違いは、信頼できるセキュリティソフトウェアはユーザーに冷静な行動を促し、突然のポップアップや不安を煽る表現を使うことはありません。偽警告の見分け方についてはこちらからご確認ください。

>>「トロイの木馬ウイルスが検出されました」偽警告例10 個と見分け方を解説!

「あなたのPCは感染しています」と表示される原因と手口

不正広告(アドウェア)の表示

不正広告(アドウェア)は、偽警告が表示される主な原因の一つです。アドウェアは、合法的なウェブサイトやアプリに紛れ込んだ広告を通じて、ユーザーのデバイスに侵入します。この広告は、特に無防備なブラウザやセキュリティが不十分なデバイスで発生しやすく、偽警告としてポップアップが表示され、ユーザーを詐欺的なサイトに誘導します。

フィッシングサイトへの誘導

偽警告は、フィッシングサイトへの入り口として使われることが多いです。これらのサイトは、公式なセキュリティ機関や有名なソフトウェアベンダーを装い、ユーザーに個人情報やクレジットカード情報を入力させようとします。警告文に従って行動すると、ユーザーは偽のサポート窓口に誘導され、金銭を搾取されるリスクが高まります。

マルウェアや不正プログラムのダウンロード誘導

もう一つの手口として、偽警告はマルウェアや不正プログラムをユーザーにダウンロードさせることを狙います。「感染を解消するためにソフトウェアをダウンロードしてください」といった指示が出されますが、そのソフト自体が実際にはウイルスやスパイウェアを含んでいる可能性があります。

>>【脅威】パソコンがマルウェアに感染した場合の症状と対処法

「あなたのPCは感染しています」偽警告の消し方と対応策

表示された偽のウイルス警告を閉じられない場合でも、正しい手順を踏めば安全に対処できます。被害を防ぐために、落ち着いて次の対応を実行してください。

急いでリンクをクリックしない

パソコンの画面上に「あなたのPCは感染しています」と表示された場合、リンクやボタンをクリックせず、警告の内容を無視することが基本です。クリックすると詐欺サイトに誘導されたり、さらに危険なマルウェアがダウンロードされるリスクがあります。警告文を信じるのではなく、適切な方法で警告を閉じることが必要です。

ブラウザを強制終了する

偽警告が表示された場合、まずはブラウザを強制終了することが推奨されます。ブラウザの「×」ボタンや「終了」メニューから閉じられない場合は、タスクマネージャーや強制終了の機能を使ってブラウザ自体を終了させます。これにより、警告文を閉じることができる場合があります。

キャッシュとクッキーを削除する

ブラウザを再起動する前に、キャッシュやクッキーを削除することで、偽警告が表示される原因となった一時ファイルやトラッキング情報が消去され、警告文が再表示されるリスクを低減できます。多くのブラウザは設定メニューから簡単にキャッシュとクッキーを削除できます。

詳しい偽警告の消し方についてはこちらからご確認ください。

>>「トロイの木馬に感染しました」偽警告の強制終了方法や正体を解説

【危険度チェック】状況別のリスクと対処法

「あなたのPCは感染しています」と表示された場合、操作内容によってリスクの度合いが異なります。以下の表で現在の状況を確認し、必要な対処を実行してください。

操作内容危険度推奨される対処法
警告画面を見ただけ・何も操作していないブラウザを閉じ、キャッシュと履歴を削除する
ボタンやリンクをクリックしたブラウザを強制終了し、セキュリティソフトでスキャン
偽のアプリやソフトをインストールしたアプリの削除、フルスキャン、情報漏えいの確認
偽サポートに電話をかけた/個人情報を伝えた非常に高いパスワード変更、カード停止、警察・IPAに相談
端末が遠隔操作された可能性がある極めて高いネット遮断、フォレンジック調査会社へ相談

アプリをインストールした・遠隔操作させてしまった場合

偽のウイルス警告に従い、アプリをインストールしてしまった場合や、リモートアクセスを許可してしまった場合には、端末のセキュリティが深刻に侵害されている可能性があります。バックグラウンドで不正ソフトが常駐し、個人情報が外部に送信されているリスクがあるため、早急な対応が求められます。

アプリを削除・ウイルスチェックする

不審なアプリやブラウザ拡張機能を以下の手順で削除し、信頼できるセキュリティソフトで端末全体をスキャンしてください。

アプリ削除とウイルスチェックの手順

  • コントロールパネルまたは設定から「アプリと機能」を開く
  • インストール日時や開発元を確認し、不審なアプリを選択
  • 「アンインストール」をクリックし、完全に削除
  • セキュリティソフトを起動し、「フルスキャン」を実行
  • 検出された脅威があれば、すべて削除または隔離

フォレンジック調査会社に相談する

「あなたのPCは感染しています」といった偽警告経由で遠隔操作ソフトなどをインストールしてしまった場合、情報漏えいやハッキングを受けている可能性があるため、フォレンジック調査会社に相談することが非常に有効です。

フォレンジック調査会社は、専門的な技術を用いて、デバイスやシステムの内部調査を行い、どのような情報が流出したか、マルウェアや不正プログラムがシステム内に残っていないかを徹底的に分析します。

これらの調査は、デジタル証拠を収集し、被害の範囲を正確に把握するために行われ、法的措置が必要な場合にも役立ちます。例えば、法廷での証拠として使える形式でのデータ解析や、侵害の痕跡の特定が可能です。

個人情報やクレジットカード情報を入力してしまった場合

偽のウイルス警告に従って、氏名・住所・電話番号・メールアドレス・クレジットカード番号などを入力してしまった場合には、詐欺や不正利用の被害を防ぐために、迅速な対応が求められます。

金融機関に連絡する

クレジットカード番号や銀行口座情報を入力してしまった場合には、ただちにカード会社・銀行・決済サービスのサポート窓口へ連絡し、不正利用を防ぐための措置を依頼してください。

  • カードの一時停止・再発行
  • オンラインバンキングのパスワード変更・口座凍結
  • ログイン履歴や取引履歴の確認と監視

被害の拡大を防ぐためにも、気づいた段階ですぐに行動することが重要です。

個人情報漏えい調査する

メールアドレスや電話番号、氏名などを入力してしまった場合、今後の悪用リスクが懸念されます。スパムメール、詐欺電話、なりすまし被害などの二次被害に発展する可能性もあります。

漏えい状況を確認する方法として、以下の対策が有効です。

  • メールアドレスが漏れていないか確認できるオンラインチェックツールの活用
  • ブラウザやSNSアカウントのログイン履歴や接続履歴の確認
  • 漏えいの可能性が高い場合は、フォレンジック調査会社による情報漏えい診断サービスの利用

より詳細な調査をご希望の方は、以下の記事も参考にしてください。

情報流出が発生した時の調査方法を解説

お金を支払ってしまった場合

偽のウイルス警告に騙され、アプリの購入費用やセキュリティサポート料、仮想通貨などを支払ってしまった場合、金銭を取り戻すことは極めて困難です。支払い先が海外業者や身元不明の相手であることが多く、返金請求や法的措置が現実的でないケースが大半です。

また、証拠の収集や立証にも時間と手間を要するため、早期対応が重要となります。さらに、遠隔操作の許可や個人情報の入力を同時に行っていた場合は、それぞれ別の対処を並行して行う必要があります。

警察に連絡する

金銭的な被害が発生した場合には、最寄りの警察署または都道府県警のサイバー犯罪相談窓口に連絡し、被害届の提出を検討してください。警察へ報告することで、サイバー犯罪として正式に対応される可能性があり、被害の拡大防止や他の事案との照合にもつながります。

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スマホが遠隔操作を受けて、不正アクセスや端末が不審な挙動をしているのであれば、情報漏えいや不審なアプリなどがないか端末を調査しましょう。不審なアプリを削除、または端末を初期化しても情報が外部に漏えいしていれば再度不正アクセスなどの攻撃を受ける可能性があります。

こちらの業者は、対応件数が39,000件を超え、民間の調査会社でありながら官公庁や大手企業との取引実績も多く信頼できるため、幅広い調査に対応していておすすめです。

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「あなたのPCは感染しています」偽警告を表示させない予防法

予防策として、まずは信頼性の高いセキュリティソフトを導入し、定期的なアップデートを行うことが不可欠です。また、不正広告をブロックするための広告ブロッカーやフィッシングサイトを防ぐブラウザ拡張機能の利用も有効です。

怪しいリンクやダウンロードには慎重に対応し、不明なサイトを閲覧する際には十分な注意を払いましょう。加えて、ブラウザやオペレーティングシステムの更新も、最新の脅威に対する防御策として有効です。

まとめ

「あなたのPCは感染しています」という偽警告は、サポート詐欺の一環としてユーザーを騙そうとする悪質な手口です。これらの警告に対しては冷静な対応が求められ、リンクをクリックせず、ブラウザの強制終了やキャッシュ削除などの適切な手順を踏むことが重要です。

また、信頼できるセキュリティ対策を講じ、日頃から警戒心を持つことで、偽警告を未然に防ぐことができます。騙されてしまった場合も、迅速に対処することで被害を最小限に抑えることが可能です。

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