【徹底解説】サイト閲覧でウイルス感染する?原因と具体的な対策を説明 

「サイトを閲覧しただけでウイルスに感染してしまったかもしれない…」このような不安を抱えたことはありませんか? 実際、悪意のあるサイトを訪れることで、マルウェアやウイルスが自動的にダウンロードされ、感染する危険性があります。

もしマルウェアやウイルス感染の疑いがある場合は、すぐに専門のフォレンジック調査会社に相談しましょう。

▶おすすめの調査会社はこちら▶【フォレンジック調査会社一覧|選び方・依頼の流れを解説】

本記事では、サイト閲覧によるウイルス感染の原因や兆候を詳しく解説し、具体的な対策と感染時の対処法を紹介します。適切な対策を講じることで、ウイルス感染のリスクを最小限に抑え、安全にインターネットを利用しましょう。

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サイトを閲覧するだけでウイルスは感染する?

可能性は低いですが、サイトを閲覧しただけでもウイルスに感染する可能性はゼロではありません

現在のブラウザ・OS・セキュリティソフトが最新かつ正しく運用されている環境で、信頼性の高いサイトのみを閲覧するだけなら感染確率は極めて低いと考えられています。

しかし、ブラウザやOSに脆弱性が残っている場合、利用者が知らないうちにマルウェアが自動的にダウンロード・インストールされてしまう「ドライブバイダウンロード攻撃」等により、閲覧しただけでも感染する可能性があります。

加えて、不審なサイトは多くの場合、サイトにアクセス後の追加操作(ダウンロード・入力・クリック等)によってウイルス感染が起こるように絡まれているので注意が必要です。

サイト閲覧によるウイルス感染の被害例

実際にサイト閲覧によってウイルスに感染される被害例は主に下記の通りです。

個人情報漏洩が起こる

不審なウェブサイトの中には、不正なプログラムが埋め込まれたサイトや、個人情報を収集する目的で作られた悪意あるページが存在します。ページの閲覧・利用しただけで、「IPアドレスやデバイス情報」や「入力フォームに記入したデータ」など、利用者の個人情報を盗まれる恐れがあります。

下記の記事でサイト閲覧で起こる個人情報漏洩についてのリスクと対策について解説します。

>>【徹底解説】サイト閲覧で個人情報が抜き取られる?リスクと対策を解説

パソコンが遠隔操作される

不審なサイトを閲覧によるウイルス感染をきっかけに、パソコンが攻撃者に遠隔操作される被害が報告されています。特に「マウスが勝手に動く」「知らないログイン履歴がある」などの異常がある場合、既に遠隔で操作されている可能性があります。

下記の記事で攻撃者にパソコンが遠隔操作された時の対処法と原因・リスクについて解説します。

>>【2025年最新】パソコンが遠隔操作された時の対処法と原因・リスクを解説

パソコンの動作が重くなる

サイト閲覧によるウイルス感染は、パソコンの動作速度に影響を及ぼすことがあります。

特に、バックグラウンドでウイルスが動作している場合、CPUやメモリを過剰に消費し、通常の操作すら困難になることがあります。ウイルスを長期間放置するとシステムそのものが不安定になるリスクもあります。

パソコンの動作がいきなり重くなる症状が続く場合は、ただの経年劣化ではなくウイルス感染の可能性があるため、追加の被害が起こる前に、専門業者へ調査を行うことが求められます。

サイト閲覧によるウイルス感染の原因

ウェブサイトを閲覧するだけでウイルスに感染することはあるのでしょうか? 実は、悪意のあるサイトや攻撃者によって改ざんされたサイトを訪れることで、ウイルスが知らぬ間にダウンロードされることがあります。以下に、その主な原因を詳しく解説します。

ドライブバイダウンロード攻撃

ドライブバイダウンロードとは、利用者が気付かないうちにウイルスを実行させる攻撃手法です。サイトに埋め込まれた悪意のあるコードが、脆弱なブラウザやプラグインを利用してウイルスをインストールします。

ブラウザやプラグインの脆弱性を悪用

古いバージョンのブラウザやプラグイン(Java、Flash、Adobe Readerなど)は、ハッカーにとって格好のターゲットです。脆弱性を突かれることで、マルウェアがダウンロード・実行されてしまう危険があります。

不正広告(マルバタイジング)による感染

マルバタイジング(Malvertising)とは、正規の広告ネットワークを悪用してマルウェアを配布する攻撃手法です。信頼できるサイトであっても、不正広告(マルバタイジング)が表示されることがあります。広告をクリックしたり、広告を表示されただけでも、ウイルスをダウンロードされる危険性があるため注意が必要です。

無料Wi-Fiを利用したMITM攻撃

無料Wi-Fiの利用時に「中間者攻撃(MITM)」を仕掛けられる可能性があります。

例えば、公共の無料Wi-Fiを理由する場合、攻撃者が通信を傍受・改ざんして、本物そっくりのファイルを偽装配信(例:偽アップデート、改ざんされたEXE)させ、マルウェアをダウンロードさせるケースなどがあります。

暗号化されていないネットワークでは、通信の盗聴や改ざんが容易に行われるため、利用には注意が必要です。

偽のソフトウェアアップデートを装った攻撃

WEBサイト上に「このブラウザのバージョンは古くなっています」などの警告を表示し、利用者に偽のアップデートをインストールさせる攻撃もあります。

見た目は正常のファイルとそっくりですが、中身はRAT(リモートアクセス型マルウェア)やキーロガーなど不正なツールが仕込まれていることが多いです。

公式サイト以外からアップデートなどのソフトウェアをダウンロードしないことが大事です。

サイバー攻撃などに巻き込まれた場合は、個人情報漏洩や金額的損失が起こる恐れがあります。もし、サイバー攻撃を受けている疑いがある場合は、被害を最小限に抑えるためにウイルス染専門の調査会社にすぐに相談しましょう。

サイト閲覧によるウイルス感染が疑われる際の対処法

WEBサイト閲覧によってウイルス感染が疑われる場合。パソコンとスマホそれぞれの対処法について解説します。

パソコンの場合

ウイルス感染が疑われる場合、まずインターネット接続を切断し、感染拡大を防ぐことが大事です。次に、信頼できるセキュリティソフトでシステム全体をスキャンし、下記のデータを削除することがおすすめです。

  • 不審なプログラムや拡張機能
  • ブラウザのキャッシュや履歴

パソコンがウイルス感染した場合の対処法について下記の記事で詳しく解説しています。

>>パソコンがウイルスに感染したら?今すぐできる対処法とは

スマホの場合

ウイルス感染が疑われる場合、まずネットワークを切断して、モバイルデータ、Wi-Fi、Bluetoothをオフにし感染拡大を防ぐことが大事です。次に、不審なアプリを削除し、セキュリティアプリでスキャンを実行します。

スマホがウイルス感染した場合の対処法について下記の記事で詳しく解説しています。

>>スマホがウイルスに感染したらどうなる?具体的な症状やリスクを徹底解説

フォレンジック調査会社に相談する

ウイルスに感染した場合、感染の被害を最小限に抑えるためには、響範囲や感染経路、被害内容を正確に把握することが非常に重要です。

フォレンジック調査は、感染端末のログ解析やメモリ・ディスクの詳細解析を通じて、ウイルスの侵入経路、挙動、被害範囲までを調べることが可能です。証拠保全を前提とした調査により、法的な対応やインシデント報告にも活用できる客観的なレポートを作成することも可能です。

特に企業や組織においては、外部への情報漏洩やシステムの改ざんといった二次被害のリスクもあるため、専門的な調査対応をおすすめします。

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サイト閲覧によるウイルス感染を防ぐための対策

ウイルス感染を防ぐためには、以下の対策を徹底しましょう。

ブラウザとプラグインを最新の状態に保つ

ウイルス感染の多くは、古いブラウザやプラグインの脆弱性を突かれることが原因です。以下の手順でアップデートを確認しましょう。

  1. Google Chromeの場合:「設定」→「バージョン情報」からアップデートを確認
  2. Firefoxの場合:「ヘルプ」→「Firefoxについて」から最新バージョンを確認
  3. Adobe FlashやJavaなどのプラグインも、公式サイトで最新のものに更新する

信頼できるセキュリティソフトを使用する

ウイルス感染を防ぐために、リアルタイムスキャン機能を持つセキュリティソフトを導入し、定期的にウイルススキャンを実行しましょう。

VPNを活用して安全な通信環境を構築する

VPNとは、インターネットなどの公衆回線を使いながらも、まるで自分専用の「安全な通信回線(専用線)」を仮想的に作り出す技術です。

VPNを使用することで、通信を暗号化し、第三者によるデータの盗聴を防ぐことができます。ただし、VPNの運用を誤ると逆に脆弱性にもなりかねないので注意が必要です。

無料Wi-Fiの使用をなるべく避ける

無料Wi-Fiは暗号化が不十分な場合や、攻撃者による偽アクセスポイントが設置される場合があり、通信を傍受・改ざんされるリスクがあります。例えば、無料Wi-Fiの環境では、正規サイトを装ったフィッシングページやマルウェア配布サイトに誘導されるか、攻撃者の仕込みでサイト閲覧だけでウイルスに感染するなどの恐れがあります。

無料Wi-Fiを使用する際は、VPNを利用するか、重要な情報を入力しないようにしましょう。

ソフトウェアのアップデートは公式サイトから行う

ソフトウェアの更新は、必ず公式サイトや正規のストア(App Store / Google Playなど)から行ってください。

攻撃者は「アップデートが必要です」と偽装した通知を表示し、偽のインストーラー経由でマルウェアを仕込むソーシャルエンジニアリング手法を用います。特に、ブラウザ上に突然現れる更新案内や、メール・メッセージで送られてくるアップデート通知は、詐欺である可能性が非常に高いため注意が必要です。

これらの対策を徹底することで、サイト閲覧時のウイルス感染リスクを大幅に低減できます。

まとめ

サイト閲覧によるウイルス感染リスクはゼロではないです。特にブラウザやOSの脆弱性を悪用したドライブバイダウンロード攻撃などが原因です。

感染の被害例として、「個人情報漏洩」や「パソコンの遠隔操作」、「動作の遅さ」などがあります。感染が疑われる場合は、インターネット接続を切断し、信頼できるセキュリティソフトでスキャンを行いましょう。被害が深刻な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

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