パソコンが外付けHDDを認識しない原因と解決策(Windows10)

HDD(ハードディスクドライブ)の寿命は3~5年といわれています。それ故、ある日いきなり外付けHDDが認識しなくなり、家族との思い出写真や、仕事上の大切なデータが消失するということは珍しくありません。もし認識しなくなった場合は、慌てずに適切な対処をすることが大切です。

この記事ではWindowsでパソコンが外付けHDDを認識しなくなる原因や対象法について紹介します。MacのPCが外付けHDDを認識しない際はこちらを参照してください。

1. 外付けHDDが認識しない原因

電源的な接続不良

まず初めに、外付けHDD本体の電源ランプが点灯しているか確認しましょう。電源ランプが点灯していない場合は、ACアダプターがHDD本体にしっかり接続されていないことが考えられます。

ACアダプターやコンセントが接続されていることを確認出来たら、HDD本体の電源をつけてみてください。これで起動し、認識されれば問題はありません。

しかし、コンセントが正常にもかかわらず、状態が悪くなってしまうのであれば、HDD事態に何らかのトラブルが起きているか、ACアダプターの故障が考えられます。すぐに電源をオフにしてください。

物理障害(外付けHDD本体の故障)

外付けHDDの故障は2種類あり、ひとつは物理障害です。「物理障害」とは、HDDのパーツが物理的衝撃や経年劣化などによって正常に動作・起動しなくなり、データの読み書きができなくなる状態を指しています。物理障害は放置すると復旧率の低下にも繋がります。

外付けHDDに物理障害が発生している場合、異音・異臭がしたり、フォーマットが促されたるなどの症状が現れます。このような症状が見受けられる場合は、すぐに電源をオフにし、ACアダプターをコンセントから外してください。状態が悪化する恐れがあります。

論理障害(外付けHDD内のデータの破損)

2つ目のHDD障害が「論理障害」です。論理障害というのは「誤操作によるデータ消去や初期化」「読み書き中の強制終了によるファイル破損」などが原因で、データやフォルダ構成などに不具合が生じている状態をいいます。

外付けHDDの論理障害は、Windows 10の修復機能やフォーマット(初期化)によって解決する可能性がありますが、データが消去されたり、上書きされる恐れもありますので、データが必要な方は慎重に対処しましょう。

2. 外付けHDDが認識されない時にやってはいけないこと

外付けHDDが認識されなかった時、下記のことを行うと却って状態が悪化し、修復・データ復旧ともに困難になる恐れがあります。

  • 電源のオンオフを繰り返す
  • 電源を付けたまま放置する
  • 叩くなど衝撃を与える
  • 分解する

外付けHDDが認識しない場合でも多くの場合は、HDDにデータが残っている場合がありますが、個人で修復しようとすると状態が悪化する恐れがあります。データをサルベージしたい場合は、自力でどうにかしようとするのではなく、すぐに電源をオフにして、専門のデータ復旧業者にご相談することをおすすめします。

3. 外付けHDDが認識しない場合の対処法・確認方法

ここからは外付けHDDが認識しない場合の対処法を紹介します。ただし、何度も実行してしまいますと、状況が悪くなり、データ復旧率が下がってしまう恐れがあるため、繰り返すのは控えましょう。

再起動を行う

HDD本体の問題ではなく、PCの問題も考えられるのでまずは外付けHDDを安全に取り外し、PCを再起動し、再び接続してみましょう。

PCを再起動することにより、メモリの状態が初期化されるため、もしトラブルの原因がわからなくても問題を解決できる可能性があります。

デバイスとして認識しているか確認する

Windows10の場合、外付けHDDが認識されているのかデバイスマネージャーで確認することができます(以下に手順を紹介します)

① Windowsキーと「X」キーを同時に押す

デバイスマネージャーを選択する

③ ディスクドライブをクリックし、外付けHDDが認識されているかどうか確認する。

正しく認識されていれば、上記の画像のようにディスクドライブの欄に外付けHDDの機器名が表示されます。機器名が表示されていない場合、再接続を試し、それでも表示されない場合は速やかに専門業者に相談しましょう。

4. 専門業者を選ぶ際の注意点

上記の方法でも外付けHDDが認識されないことが分かった際、大事なデータを失いたくない場合、データ復旧の専門業者に任せるのが一番安全な方法です。

また、一部のデータ復旧専門業者では、障害箇所を切り分ける「初期診断」を無料で受けることもできますので、まずは問い合わせてみることをおすすめします。

一方で、メーカーや修理業者に「修理」の依頼をすると、内部のデータがすべて初期化され、データを失ってしまう可能性が高いため、「修理」を依頼するのは避けましょう

5.  おすすめのデータ復旧サービス

上記の対処法で認識せず、なおかつデータを取り戻したい場合、早急にデータ復旧の専門業者へ相談しましょう。なお、個人で対処すると、状況を悪化しやすく、たとえ業者へ依頼したとしても、本来は取り戻せたデータも復旧が難しくなる可能性があります。

おすすめのデータ復旧業者

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今回おすすめするデータ復旧業者は「デジタルデータリカバリー」です。

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また、法人/個人を問わず、無料”で相談・診断・見積りができ、24時間365日受付が可能です。データ復旧が必要な場合は、まず業界大手のデジタルデータリカバリーに電話かメールで問合せをしてみましょう。

  • 対象機器
    RAID機器(NAS・サーバ)・ハードディスク(パソコン)・外付けHDD・USBメモリ・ビデオカメラ・SSD・SDカード・microSDカード・スマートフォンなど

6. まとめ

パソコンが外付けHDD(ハードディスク)を認識しない状態で使用を使い続けると、状態が悪化し、復旧が困難になってしまうリスクがあります。確実に取り出したいデータがあるという方は「データ復旧業者」に相談しましょう。

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